59.「紅~ギロチン~」片山憲太郎 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

59冊目
「紅~ギロチン~」
片山憲太郎



揉め事処理屋・紅真九郎のもとにかかってきた電話は、裏社会の大手人材派遣会社・悪宇商会からの勧誘だった。



以前、敵方に雇われていた悪宇商会の男を倒したのが目にとまったらしい。



しかし悪宇商会は、善悪問わず目的に合った人材を派遣する会社で、勿論依頼があれば人殺しも辞さない。



そんな組織に属することに拒否反応を示す真九郎だったが、仕事を受けるかどうかは自分で判断できるという点や、難易度の高い仕事をこなすことによるスキルアップという点において魅力的な誘いであることは確かだった。



そんな中、真九郎は斬島斬彦という少女に出会う。しかし彼女は悪宇商会の人間で…




………………




おお、何か予想外。



というのも、前にも書きましたが、月刊誌「ジャンプSQ」で連載中のマンガが丁度このあたりの話なのですが、思ってた以上に小説にはないエピソードが多いんです。



特に斬彦の出番が、マンガ版では非常に多かったのでちょっと戸惑いというか、びっくりというか。



とはいえ、話自体は面白かったです。



あと、本筋とは全く関係ないですが、物語の中で真九郎がちょくちょくテレビニュースや新聞記事を見てるんですが、その中で報じられるニュースがえげつない。
もしこんな事件が起きたら2週間くらいはその話題でもちきりだろうな…。