民主党の大勝という予想通りの寒い結末を迎えてしまいました。
政権与党に在籍していた過去を持つ代議士も多々居るとはいえ、長年野党として言わば綺麗事だけを叫んでいた民主党が、政権与党というこの上なくリアルな現実を目の当たりにした時、どのような惨状になるかは、とても興味深いです。
とはいえ昔の総理大臣のように「なにぶん初めてなもので」などとモタモタしている暇はありません。
新政権誕生というお祭りムードが薄れないうちに、何らかの実績は残しておかないと、せっかく大挙してやってきてくれた「にわか支持者」たちはすぐに離れていってしまいますし、マスコミも「野党の民主党」は応援してくれても、「与党となった民主党」には冷淡になるでしょうから。
肝心の「何らかの実績」ですが、実際問題として軍事も経済も対米外交も中々一筋縄では行かないでしょう。金も時間も掛かります。
となると、残念ながら、安くて早い東アジア外交関係で一発かます、という可能性が高くなってしまいます。
訪中・訪韓、ひょっとして訪北鮮もあるかも。連立予定の社民党も居るし、一体どんな謝罪と金銭的補償を約束して帰ってくるのか、想像するだけで恐ろしいです。
「一度政権を交代してみませんか」なんて脳が傷んでいるとしか思えないキャッチフレーズもありましたが、一度試してみただけなのに、向こう何十年も国民に「冤罪の十字架」を背負わせるような『鳩山談話』が発生してしまわければいいですが…。
という嫌な予想が頭に浮かんでしまいました。これが妄想で済めばいいのですが。