15.「esora vol.6」 | 町に出ず、書を読もう。

町に出ず、書を読もう。

物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

半月以上ぶり。

飽き性なA型です。


リハビリがてら、簡略書評をちらほらと。


15冊目
「esora vol.6」



小説現代の別巻みたいな本。短編小説やら戯曲やら漫画やらが載ってます。


目的は「しあわせのこみち」辻村深月。しかも読むと「冷たい校舎の時は止まる」の登場人物・清水あやめが主人公のスピンオフじゃないですか!


てことは、「ロードムービー」の続編みたいな短編集が出るということになるのか…。た、楽しみすぎる。


でもぢつは、結果的に収穫だったのが、「幸せ最高ありがとうマジで!」本谷有希子。


家族+自称愛人で自称狂人な女が繰り広げるハイテンションな家族崩壊劇。

娘「お母さんもう演技しないで」
母「そんなことしたらみんな、引いちゃうよ」
娘「…(中略)…じゃあいいじゃん、素で。私、お母さんに引きたい。昔みたいにもっとお母さんに引きたいよ」

どんな会話だ…。とか思いつつもぐいぐい引き込まれた。

サイコー。