私は、例に漏れず、
学校で習った歴史が真実だと
思っていましたし、
テレビの情報を信じていた
ので、若い頃は、
自虐史観でいっぱいでした。
自分の国に誇りを持てません
でしたし、
海外の方が、自由で素晴らしい国
ばかりだと勝手にイメージを
していました。
そんなこんなもあって、
語学留学をしたことが
あるんですが、
留学先は、同じく英語を
学ぼうと様々な国から、
若い人が集っていました。
その学校の帰りのバスの中、
同じ学校のインドネシア人が
近くに座っていました。
「日本人？」と
聞かれたら、私は、
小さく「Yes」と言って、
モジモジしていました。
というのは、
日本は戦争の時に、
アジアの国の人たちに、
悪い事をした。
と信じていたので、
とても恥ずかしく思った
からです。
しかし、そのインドネシア人の
男の子のこちらの日本人である
私を見る目が、
私の想像した反応とは全く違う
ものだったのです。
「日本人は嫌われている。」
「恨まれている。」
と信じていたのですが、
そのインドネシア人は、
日本人と聞いただけで、
羨望のまなざしで、
こちらを見るんです。
羨望なのか？尊敬なのか？
分かりませんが、
眩しいものを見るような目で、
こちらを見るから、
困惑しました。
他にも、アジアの人が、
日本人を見る目が、
私の考えているものと
まったく違い、
学んでいた自虐史との
差を感じ、
すごーく気持ち悪い違和感を、
抱きました。
私の知っている知識は何だったの？
韓国人は韓国人で、
国で聞いていた、
日本人の悪いイメージは、
嘘だった！日本人は、こんなに
親切で良い人ばかり！と
衝撃を受けていました。
韓国で反日教育をしているのは、
知っていたので、
その反応は理解できました。
何事も慣れであり、時間と共に、
英語は上達しましたが、
日本語が変になりました。
帰国して、英語を使う機会が、
激減すると、またどんどん忘れて行く。
それでも、私は、海外で外国人と
日本人を比較して、どれだけ、
日本人の素行が良いか？
真面目で実直か？
思い知りました。
それは、私の人生で、
貴重な経験でした。
そして、私は自分の国の事を、
近代史を、なぁーんにも
知らないという事に、
気が付きました。
日本は悪い事をしたに
違いない。
でも、他の国の反応が、
何かおかしい。
その違和感を抱えながら、
いつかは、ちゃんと
調べないと。
向き合わないと・・・
とずっと思っていました。
そして、たまたま本屋で出会った
一冊の本を手にしてから、
ずっと近代史の事を、
調べるに至ります。
戦前のアジアは、
日本とタイ以外は、
欧米の植民地であったという
ことをそこで、初めて知る事に
なります。
アジアを植民地にして、
利益を得ていた欧米からすると、
占領して、独立戦争を
現地の人と一緒に戦って、
自分らを追い出した日本憎し
となるのは、当然ですね。
その欧米側の歴史観を私たちは、
教わっていたのです。
太平洋戦争（大東亜戦争）が
終わった後も、
現地に残り、
現地の人たちに戦術を教え、
独立戦争を一緒に戦った。
その日本兵の存在を正しく、
言い伝えられているのが、
インドネシアです。
終戦の日が近づいてきました。
今年も何か重苦しい気持ちに
なる季節ですが・・・・
私は、インドネシアにまつわる
これらの投稿を、
皆様と共有したいと思います。
「ムルデカ」の映画は、
ここから観る事が出来ます。
（全編）
こちらは、「ムルデカ」の
ラストシーンのみです。
もちろん、
そのインドネシアの現地で、
戦闘が行われ、
一般の市民も、負傷者や、
戦死者が出た事は、
悲しい事ですし、
綺麗ごとだけではないと
思います。
しかし、
ひとつだけ言える事は、
「日本が、アジア各国を、
欧米の植民地支配
から解放した。」
あの時、インドネシア人が、
バスの中で日本人である
私を羨望の目で、
見ていた理由は、
これだったんだ！
とやっと何年も経った後に、
合点がいきました。
今の日本はどうでしょうか？
今の日本人はどうでしょうか？
当時（戦時下）の日本人とは、
全く違う、
何も考えない人種に
なってしまいました。
こんな日本人だけで、
自分の国さえも、
守れるでしょうか？
