アメリカのテレビ界最高の栄誉とされるエミー賞の授賞式がロサンゼルスで行われ、ドラマシリーズ部門で真田広之がプロデュース、主演した『SHOGUN 将軍』が、作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞を受賞。

先に発表されていたクリエイティブ賞でも14部門を独占しており、計18部門での受賞という、歴史的快挙を成し遂げました。





元々下馬評もかなり高くて独占するんじゃないかと言われていましたが、何せ本編の7割が日本語。テレビドラマとしてアメリカでどの程度評価されるのかが懸念されていました。


しかし蓋を開けてみればこの評価。



素晴らしい!


これはね、ピンと来ない人も多いかもしれませんが、ホンマに凄いです。



しかも時代劇ですからね。



アメリカがいつの間にか西部劇を作らなくなったように、本国(日本)ではほとんど作られなくなったジャンル。


日本で今見られる時代劇ってのは、『必殺』とか『大岡越前』『水戸黄門』、時々ジャニタレの学芸会、ですから、こういう骨太の話にカネかけようなんて誰もしません。



単身アメリカに渡って20年....

この作品に至る裏話的なものはこれからあちこちで出てくると思うのでここで書かなくても勝手に広まるでしょう。


とにかく、これをやってのけた真田広之には頭が下がります。



「時代劇を継承して支えて来てくださった全ての方々、監督や諸先生方に心より御礼申し上げます。あなた方から受け継いだ情熱と夢は、海を渡り国境を越えました」

日本語のスピーチも素晴らしかった。


嬉しい。