光透波と体のスピリチュアル
 ■景教
小田野先生
2016/09/23
昨日22日(秋分)光透波セミナーで小田野早秧(サナエ)先生が、真言密教の奥義の〘ダラニ〙の最後の伝授者のお話をさせていただいた。

空海は唐で景教を学び真言密教の礎にしたと考えられる。

景教の元が古代キリスト教の一派、ネストリアンであることを話したのだが

帰宅し新聞(朝日)を広げたら、その景教が掲載されていた。

景教は845年に禁圧され、今では知る由もないようなのに

シンクロを感じるので掘り下げてみたい。

真言の奥義の伝授とは、一生涯に一度だけ口に出して伝えるもので、空海から口伝されてきたものである。

真言宗に限定されず、宗派等は関係なくこの人にこそと思えた人に伝授されるという。

小田野先生は昭和の大霊能者と謳われた『油井真砂先生』から伝授されたが

真言宗をいつから離れたかは知らないが、油井先生は曹洞宗(禅宗)の尼僧であり
結核の治療に尽力された女医さんでもあった。

小田野先生は神様が本当にいるかいないかわからないのに拝むには嫌と、宗教に全く関心を示さなかったが、宗教も科学も哲学も「コトバ」があるが故に成り立つわけで、そのコトバとは何か?と探究されてきた。

3歳位の時に女中に連れられ外出した際「お馬が橋を渡っていますよ」と言われ

ご飯を食べるハシと馬が渡るハシがどうして同じなのか。

なぜハシというのか、「ハ」と「シ」って何か?が発端となり

わずか3歳から持った疑問を生涯探究され〘光透波理論〙を打ち出し

「初めにコトバありき、コトバは神と共にあり」の内容をエネルギーと幾何学で
解明した『天鏡図』を降ろされた。

コトバの本質(光透波)
それは神の実態であり、命が〘天鏡図〙で明らかにできるのである。

油井先生の取り巻きの方はのどから手が出るほど欲していたが

奥義などいらないと拒む小田野先生に油井先生は

「あなたが止(とど)めの人で結構」と

間髪入れずに口伝されたと聞いている。
パッと言われただけなのに〘ダラニ〙の音は生涯頭の中に残っていると話してくれた。
それももっともなはずで
先生は口伝されてから庭に一間四方の一人座れるほどの小さなお堂を作り

その中に籠り、食べない飲まない寝ないでダラニを念誦され

それもいかに速く念誦するか速度に挑戦したものであった。

10月18日から始め、冬が来た頃には1日6万回できるようになり

油井先生に「今までの先達も一日に6万回された方はいないはずだから

そんなになさらなくていいわよ」と言われるが、小田野先生はベストを尽くしたい思いから

翌年(S34)6月30日までに360万回念誦される。

「もうそれで結構、生涯をかけても念誦をそこまで上げたお方は、いらっしゃらない筈だから、それで止めにして下されば結構です。」  

の油井先生のお話で打ち切ったと話してくれた。             

油井先生はその年(S34)4,10皇太子ご成婚の日の未明に
「皇統に濁りあり、これを浄化せよ」のイザナミ・イザナギ神からの霊感を受けられ

捨身供養に4月11日から入られ、9月21日に遷化された。

その思いから小田野先生は更に50万回追加され、計410万回念誦された。

念誦の速度を加速していくと仏像にあるような光輪が出て来るのがわかると言う。

更に加速していくとその光輪など無くなってしまうそうで

「光輪が出るだけではまだまだなのよ」のコトバに仰天した思い出がある。

『ダラニ』に代わるものが『天鏡図』であるので、先生は高野山にお返しに行かれ
念誦したら「金剛峰寺 受け取ったりぃ」と強く太い声が聞こえたそうである。

空海入寂が835年、小田野先生が口伝されたのが1958年

1123年≒1100年間に生涯一度だけの口伝で、何人がその奥義を伝授されただろう?

20年サイクルで55人、30年では37人ほどしかいないのである。



その奥義を辿ると

空海は唐に渡り学ぶのであるが、真言密教の元になる教えが『景教』と考えられる。

景教は古代キリスト教の一派、ネストリアンが唐に伝わったものである。

灌頂はキリスト教の洗礼と同じものに考えられ

病気平癒や悪霊退散を願う「加持祈祷」は、元来仏教には全くなかった概念で

キリスト教の悪魔祓いとリンクすると思うのである。

そのような秘儀を持つ景教≒ネストリアンは

個人的には

アトランティスの秘儀を伝承されてきたのではないかとよぎるのである。

霊的なパワーを現実生活に生かそうとするのが密教とすると

確かにコトバの本質(詞)にその霊力があり、それを留めているのが「字」である。

護符やお守りなど皆文字である事に気づくが

字割は更に字に硬く封じ込められている霊力を割出すとんでもない術なのである。


それを裏付けるものがSWORD=刀

字形からいうと無上の力を象徴しているが

S+WORD、Sはアルファベット19位で十九トク=解く

無上の力(刀)はコトバを解くことで得られるのであり

その術が〘天鏡図〙に照らした〘字割〙である。

字割で無上の力(霊力)は開かれるが

それを手にできるかが感応力にかかっている。

光透波理の知識は構築できても

ネバベキの音にロックされ自己否定していてはまず難しい。

空海からの口伝がわずか50人未満であったことが物語るではないか。

天鏡図は別名、真空理数答(シンクウリスト)・云音表(ン音表)という。

「ン」という宇宙の根底の音が「ウ」に開かれ「ウ」から「アイエオ」が展開し

〘命波音の76音種〙が成立している。

真空理数答→真クリスト・云音表→ハコブネ(方舟)表と読み替えられ

人間としてクリストが再臨するのではなく、天鏡図として再臨されたと考えられ

それに照らし合わせることが救いの方舟に乗ることと理解できるのである。

全く宗教に関心がなかった小田野先生が

キリスト教の真髄をも解明されたと考えられる。