3月の産経新聞に、書評家の門賀美央子さんが書いた「死に方がわからない」という3親等以内の親族がいない人が、最期を迎える前に何をすべきかという本を出しているというのが載っていたので、新聞からの抜粋してみたよ

 

 

 

<門賀美央子さんの写真は新聞から拝借>

 

 

 門賀さんは、一人っ子で独身、子供もいない。同書の執筆は、いずれ訪れる自分の死に備えるために必要な情報を集めようとしたことに端を発する

 

 

 

 

 門賀さんは50代になったばかりで、この10年ほどで祖父、祖母、父を見送った経験から、自身の死についても深く考えるようになったという

 

 父は、自損事故がきっかけで認知症を発症して、最終的には肺炎で70代前半で亡くなった

 父の死を目の当たりにして、どうやったらうまく死んでいけるか分らないことに焦りと恐れを覚えたという

 

 父の葬儀や遺品整理は母と門賀さんがやった。70代半ばの母は元気だが順当にいけば、

門賀さんが最後の1人となる「自分の死後のことを誰に頼めばいいのか。できるだけ他人には迷惑はかけたくない」

 

 そこで門賀さんがまず取り掛かったのが「死に方探し」で、1人暮らしの部屋で誰にもみとられず亡くなる「孤独死」は仕方ないが、死後長期間発見されないまま放置される「孤独死」は絶対に避けたいとの結論に達したという

 

 

 

 OECD(経済協力開発機構)のデータ(2020年)では、

生涯にわたって子供を持たない日本女性(1970年生まれ、50歳時点)の割合は27%だった

 4人に1人は子がいないため、死後の始末はおそらく他人頼りとなる

 

 

 

 「死に方がわからない」という本には、終活のために書き留めておくべき情報が載っており、「終活」のことが気になる人や人生の終盤のシュミレーションを早いけどチョイとイメージしてみようかという人にもが面白いんじゃないかな?