zeraniumのブログより
『臨死体験3回で見た<2つの未来>』 木内鶴彦著 星ヒカルランド星

オゾン層破壊の犯人とされたフロンガスは素晴らしいガスだった!

実は物質の世界では、太陽エネルギーがいろいろなものに変化しています。
それがさまざまなガスや酸素、二酸化炭素などで、要するに太陽系にあるすべての元素は太陽エネルギーからつくられているのです。つまりすべてが、太陽エネルギーの変化したものです。そのエネルギーの流れの中に、私たち人間をはじめすべてのものが存在しています。

今、私たちの社会ではエネルギー問題が一番の課題とされています。
産業構造における動力として、どのようなエネルギーを使うかという場合、まず石油を燃やしてお湯を沸かし、その水蒸気、スチームでタービンを回して発電する方法があります。それから水力発電、風力発電もあります。

そして一番厄介なのが原子力発電です。
原子力発電も結局は、お湯を沸かしてタービンを回して発電します。核分裂による熱エネルギーで炉内の水を沸騰させ、それで発生した高温のスチームでタービンを回して発電させています。つまりここでも、水を沸騰させるだけのために原子力を用いているわけです。

ですが炉内の水は、放射能で汚染されていますから、外に流し出すわけにはいきません。それで水を循環させて使用させています。ですが熱い水蒸気のままの状態で循環させるわけにはいかないので、1回冷却して水に戻さなければならない。原子力発電所はそのために冷却装置を必要とし、それで海や川の近くに立地しているのです。

この地球の生命は、地球表面から放射性物質がなくなっていったあたりから、いろいろな生命が誕生しています。それまで空気中にあった二酸化炭素も、多くの植物がそれを取り込んで幹をつくるようになり、その幹がやがて倒木して地面の中に埋まっていき、炭化し化石化することで、地中の中にしまわれました。

それだけでなく、二酸化炭素は重いので、海辺や波打ち際の低いところを漂っているものが波の中に呑み込まれ、それが海の深いところに到達して結晶化されました。それがハイドレートと呼ばれているものです。二酸化炭素はこうしてハイドレートとして、海の深いところにもしまわれたのです。こうして除々に地表面にあった二酸化炭素は少なくなっていきました。

それから古代には、昔はでかい恐竜がいました。
彼らはいっぱい食べて自分の体をつくり、彼らが死ぬとその脂肪がいろんな微生物によって分解され、それが石油という形で地中にしまわれました。その分、炭素が地球の表面からなくなっていったわけです。そうした状態が続くなかで、やがて酸素を吸う私たち人間の世界になっていきます。つまり私たちは、二酸化炭素をしまい込む仕組みが地上に確立されてから誕生したわけです。

二酸化炭素で地球が温暖化するとされた「大嘘」

今の地球上の大気で一番多いのは窒素です。
窒素が78%、酸素が21%、二酸化炭素は1%未満です。二酸化炭素を増やしてはいけません。私たちは二酸化炭素が血液の中に入った瞬間、終わりです。一酸化炭素は臭いがするので中毒がわかりますが、二酸化炭素は無味無臭だからわからない。

二酸化炭素は重いので、低いところに溜まります。
風が吹かない凪(なぎ)のときは、二酸化炭素が川の流れに沿って海に流れます。東京湾のような湾は、風が吹いているときはいいのですが、凪のときは、二酸化炭素が溜まりやすくなります。

たとえば見えなくて重い二酸化炭素が、高さ100メートルで直径3キロの塊になり、東京をゆっくりと動くと、超高層マンションで100メートルよりも高いところにいる人は生き残れても、それより低いところにいる人は寝たまま死んでしまいます。二酸化炭素が増えると、そういうことが懸念されます。二酸化炭素で死ぬのは苦しくないそうで、最近は、二酸化炭素を吸わせて死刑を執行するという話もあります。

太古に炭素が地中に埋もれて、しまい込まれたことで、私たち人類が誕生しました。ですが、せっかく地中にしまい込まれた炭素が掘り出され、今それが火力発電所とか車などに使われることで、地表へ戻って来ています。あるいは放射性物質も放出されています。それが意味していることは、こうして私たちの環境が誕生する以前の環境に戻ることで、私たちは生存できなくなる危機が訪れていることです。

そのことを、学者の皆さんはきちんと考えているのでしょうか? 
私たちがこれから生きていく上では、生命現象が起きたときに地中にしまい込まれたものは、一切、表に出してはいけないということです。つまり、放射性物質を使ってはいけないし、石油や石炭を使ってはいけない。ハイドレートにも手を出してはいけない。石油や石炭、ハイドレートは、酸素と結合させると二酸化炭素になるので、燃やしてはいけないということです。

二酸化炭素が増えて地球が温暖化すると、一時期盛んに言われましたが、本当にそうなのでしょうか? 空気は熱膨張すると、浮いて上空へ行き、そこで冷やされてまた降りて来る。これが大気の対流です。つまり大気が対流している限り、二酸化炭素による温暖化はあまり起きないのです。二酸化炭素は温まってくると膨らんで持ち上がっていきますが、持ち上がらない大気もあります。

オゾン層破壊の犯人とされたフロンは、人畜無害の素晴らしいガスだった

もう1つ、フロンガスについてお話します。
フロンガスは人工的につくられたガスで、人畜無害かつ利用度の高い素晴らしいガスです。ですが、オゾン層を破壊するから使ってはいけないとされました。オゾン層があるところは上空で、紫外線に当たりやすいのも上空です。私たちが教わったのは、フロンガスが上空まで上がっていき、紫外線に当たって分解されたときに、そこに含まれている塩素成分がオゾンと反応してオゾン層が破壊されるというのです。

フロンガスは、かつてスプレーにも沢山使われており、シューッとやったらフロンガスが上空に上がるというのです。へー? 比重3・7なんですけど上がるんですか? 比重3・7はプロパンガスよりも重いんです。プロパンガスの比重は3・5と重いので、プロパンガスが漏れたら、ほうきで掃き出せと言われているくらいです。

車のエアコンのガスのフロン12の交換は、ピットの中でしてはいけないと言われています。つまりフロンガスは重くて低いところに溜まるので窒息する可能性がある。なのにそれほど重いフロンが、上空へ上がってオゾン層まで達するというのだから、1回上がるところを見てみたいものだと思っていましたが、とうとう見ることができませんでした。

オゾン層破壊で一番大きな問題は、飛行機の燃料を着色しているものに塩素が含まれていることです。それが燃焼して大気中へ出ていくと、上空にあるオゾン層と反応するという問題が、私が航空自衛隊にいたころからあって、当時、燃料を替えてほしいという運動をしていました。ですがそこでもフロンガスが犯人にされて、航空機の燃料はそのままにされた。私にはその悔しさがあります。

フロンガスは、冷却媒体だけではなくて、基板の洗浄にも使われていました。
人畜無害で安全なフロンガスなのに、それを使ってはいけないということになり、今は薬品を使って洗浄しています。しかもこの薬品には相当の毒が含まれているそうです。でも結果的に、それを求めて使うようにしたのはこの社会ですから。

当時、私1人が反対運動をしていました。
「フロンガスは犯人じゃない」と言い続けていたら、周りの人々から吊るし上げを食いました。それは本当にすごかったです。筑波大学で、フロンガスにあり得ないほどの紫外線をぶつけてみたら、壊れなかったそうです。それで筑波大学の研究者たちが、「風評被害でフロンガスが犯人にされている」ということをネットに書いたのですが、その掲示板は閉鎖されました。

そういうふうに人間は、ビジネスつまり金が絡むとどこか勘違いしてしまうんです。
その後、アメリカで作られた代替フロンが出てきましたが、結局、出来が悪くてすぐダメになりました。

これがあの世飛行士の真骨頂!
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『臨死体験3回で見た<2つの未来>』木内鶴彦著 ヒカルランド

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