みなさん、おはようございます。今朝の人類の大救世主:現人神大塚寛一先生のみ教えのロニ如是我聞は下記でございます。「心の眼」で拝読されてくださいませ。大塚先生は1891年神国日本の四国阿波(あわ)にご降臨され、1972年に「神の座」にお戻りになられましたが、皆さまの心が神界に佇立される大塚寛一先生に通じますれば、素晴らしい幸福がもたらされると確信しております。下記は如是我聞ですが、大塚先生の教えの多くの原文は国会図書館へいきますと「鶏鳴新聞」(1984-1993)「神霊時報」(1984-2014)という2つの新聞で過去数十年の多くの教え原文を閲覧することができますことも申し添えさせていただきます。
神軍リクルーターロニサランガヤ



□世界の夜明け

現下の一大混乱は

物心の調和で救われる


☆ 明治以前は進歩の遅い「夜の時代」

人類がこの地上に発生して以来、幾億年というはかり知れないほど長い歳月を経過してきた。人間も元は、他の動物と殆ど変わらない原始生活を営んでいたが、そのうち火を使うことを知り、次第次第に、他の動物より優れた生活に入っていった。わずか一万年足らずの間のことである。


人類の記録は、五、六千年前から残っており、以後今日に至っている。その記録を見ても、二、三千年前から明治時代までの間の進歩はまことに微々たるものであった。開国日本の当初、神武天皇時代には、すでに馬に乗ることも、弓を使うことも、さらに車も用いており、冶金術(やきんじゅつ)も相当に進んでみな剣を帯びていたが、明治初年に至るまでの進歩は建国の時代と大差なかった。文学そのほか、いろいろのものが相当進みはしたが、外形的には殆ど変わらなかった。


☆夜明けの到来で、以後驚異的な発展


このように、人類発生以来、大変な長年月を費やしながら、その進歩は見るべきものがなかった。ところが、明治に入ってその後、大正、昭和と、わずか四、五十年のうちに驚異的な発展を遂げ、およそそれまでには想像もつかなかったほどに、生活様式が変わってしまった。その原因は、「夜の時代」から「昼の時代」へと大転換したためである。それはちょうど、人類の歴史の転換期に当たっており、一日にたとえれば、長い夜の時間を経たのち昼に直面した時期、すなわち、夜から昼に向かわんとする明け方に相当している。人類が発生してから明治に至るまでが、夜に等しい時期で、その間の四、五千年がちょうど丑三つ時(うしみつどき)に相当し、鶏鳴を告げ、夜明けを告げた時期である!それが過ぎ、今は太陽が東天に現われ、全人類に昼の時代をもたらし、長年人間の脳裡に潜在していた知能が一度に芽を出して、今日の驚異的文化の発達となって現われてきている。


☆時代に即応した指導原理を確立せよ


その文化の現われに即応して、我々は人間としての受入態勢を整えていかなければならなくなった。その一面を言えば、人類生存の羅針盤となるべき宗教が、今日ではすでに間に合わなくなってしまった。言わば、夜明け前の闇路を照らす月や、行灯や、提灯のような役割をしていた従来の宗教は、太陽が東天に雄姿を現わした時には、もう必要のない、効果のなくなる時期に、直面している。また、国家社会組織にしても、時代に即応したものに改めなければならなくなった。今までは、一つ一つの民族が固い殻の中で保護されていた。しかし、時来って中味は成長して、雛鳥となり、空をかけり、地を潜るところまで発達してきた。今やその固い殻を破って、地上人類が一団となって進むべき、共存共栄の社会組織に改善しなければならないところに迫っている!だが惜しいことに、人々は、今までの暗黒時代に経験した肉眼の世界の常識をもって、旧態依然とした組織から抜け出すことができないでいる。そのために互いに疑心暗鬼で、いかなる部門、どこの果てまでも対立摩擦を生じている。このことは国際関係ばかりではない。同種民族までが対立抗争して、収拾がつかなくなってしまっている。

☆人類は神を見失って滅亡前夜に迫る


ちょうど今までは、月や、行灯や、提灯のように、言わば灯台の役目をしていたようなものを頼りにしていたが、すでにその光を失い、効果がなくなって、今や、よるべなき無軌道状態に陥っている。その根本原因は、前にも述べたように、社会情勢が極端に転換しつつあるために、肝心の神を見失ってしまったからである。けれども「神」というものは世のはじめから存在し、今もあり、未来永遠に厳然として実在し、一切のものを支配している。そしてこの実在する神の力によって、人間に内在した力が表面に躍動してこの文化をつくり出しているにもかかわらず、その文化に眩惑されてしまって、ますます神を見失っている。そうして浅薄幼稚な人間の五感をもって、一切を解決しようとしているのである。しかし、その知識というものが過去の経験範囲から一歩も出られず、行灯や提灯で生活していた時代の常識を用いようとしているところに、収拾のつかない混乱状態をもたらしている。それは、文化をつくり出した根本を流れている原理法則に気づかず、浅薄な自分の知恵のみで処理しようとしているためである。そのためかえって、驚異的な発展を遂げた文化のために押し潰され、人類は今日、滅亡前夜に迫っている。

☆根本の法則を把握して文化を活かせ


医学の混乱にしても、交通事故にしても、どれも全部が、進んだ文化の用い方を誤っていることに原因がある。ひいては、人類が苦境のどん底に陥っているのである。この際、偉大なる発展をした文化を生み出したところの、その真底に流れている根本の原理法則「神の道」を明確に自覚把握して、その軌道に即応すべく態勢を整えていくことによって、はじめて今日の物質科学が人類にとって結構な理想郷建設に役立ち得るのである。その法則の下に、社会の秩序を立て直す以外には、この混乱した社会を救う道はない。現在世界の人類の考えていることは、夜の時代当時の常識であって、もはや過去の常識である。今までは、部分的、専門的常識で局部的には効果を表わしたが、今日のように総合統一化されようとする時代には、用をなさなくなってしまった。

☆真の日本神道神霊教は昼の時代を照らす太陽の光


時が来て、総合した中心基点に立脚して指導する時に、過去の聖賢偉人が求めようとして求められなかった最高理想の地上天国・現世極楽の門が開かれて、そこにはじめて万人に共通した理想社会が訪れる。その運動を始めているのが神霊教である。だから神霊教では、生前から現世はもちろん、死後にわたって完全に救済されている。その原理法則によって、世界中どの民族の差別なく、また賢愚の別なく、一人もらさず救われる。これが、昼の時代を照らす太陽にも等しい偉大な力であり、万有がその力によって救済される。それが、従来の宗教は月の如き役割で、形は似ており光ってはいるが、それはあくまで反射作用であって、直射ではなかったために、理想はたてても現実が伴わなかった。今はすでに「真理の究極・極点」から、すなわち「神そのもの」から直射を受けるから、一切万有に共通して救われるのである。その原理は結局「真理」であり、一切のものに共通した根本の法則である。また、世界がその法則によってはじめて整えられる時期に到来した。それ故に皆もこの好機を逸せず、一致団結、全人類に波及して、今日の難局を突破することが、何よりの最大急務である。

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