グッドイヤーって世界一のゴムメーカーです。


F1グランプリでの公式タイヤサプライヤーとしても有名ですね。



もしこのゴムタイヤがなければ、自動車も安全に走れず、現在のように世界中を車が走っている事はなかったかも知れません。

ゴムを実用化させたのは、このグッドイヤー社では無くて、
チャールズ・グッドイヤーというアメリカの発明家です。

その功績を讃えてグッドイヤーという会社名が生まれただけでチャールズ・グッドイヤーとは関係ありません。

チャールズ・グッドイヤー
(1800~1860年)

彼は農民の子供として産まれるが、親しんでいた農機具がイギリスからの輸入物しかなかった時代にオリジナルの農機具を発明しては、細々と農具の鍛冶屋を営んでいました。


彼の造った製品は評判がよかったが、
30歳には商売に行き詰まり人生最初の破産をする事になる。

1831年、ゴムの木から取れるゴムの樹液は当時は新素材として注目されていたが、
高温ではべたべたに溶けて、低温ではガチガチに固まる性質で実用化には向いていなかった。


グッドイヤーはゴムの浮き輪を買っては見たが直ぐに空気もれしてしまうのに呆れました。

そこで彼はこのゴムの改良に取り組み始めるのです。

改良したゴムで作ったチューブを、買った製作会社に持ち込んで最初の製品を販売したが、
欠陥品で製品全てを回収する騒ぎとなり、
グッドイヤーはまた破産します。

その後場所を変えては狂気のように素材の化学実験を繰り返しては失敗します。

何度も何度も事業を立ち上げては破産して、債権者から訴えられて刑務所でも研究を続けたのです。

最後は食べ物も買うお金も無く、子供が12人も居ましたが半数は栄養失調で亡くなっています。
ただ、24歳に結婚した妻は懸命に彼の研究を支え続けたのです。


何度も何度も実験の失敗と倒産を繰り返しますが、1939年にゴムに硫黄を加えて加熱する加硫ゴムの完成に至ります。

1943年には特許を取得。

それを真似た特許権騒動にも巻き込まれ続けて苦労ばかりの人生でした。

しかし、アメリカのアンドリュー・ジャクソン大統領からの励ましの手紙を貰い、フランスのナポレオン三世からも勲章を貰う栄誉もありました。

最後は20万ドルの借金が残っていましたが、
残された家族は特許料を受け取り豊かに、経済的に残して上げられたのは幸いでした。

アメリカンドリームと言いますと、一旗上げて金持ちに成る!イメージがありますが、
最後はゴムタイヤという社会の必需品の発明に貢献した不屈の努力と探求心、
刑務所まで研究を続けた諦めない心。

これぞ真のアメリカンドリームと言えるのではないのでしょうか!

古き良き青年期のアメリカ合衆国に乾杯!