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(47)「『真理教室』の『実在の原理』により奇蹟が現れ、万人が救われる」
アナウンサ:先生、今朝は真理教室に入門された方が救われる原因なり、あるいは、根本の、その最終回としてお話を伺いたいんですが。
総裁:東洋の文化というものは「精神文化」である。それだから孔子が出ても、老子が出ても、キリストが出ても、お釈迦さんが出ても、一人の「超人」が出てきて、そして、一歩から頂上まで築き上げてしまい、そうして、それに次の人が継ぎ足しが出来ないのであります。
ところが、西洋の方の「物質科学文化」というものは、お城の石垣やピラミッドを築くようなふうに大勢が寄って築き上げていて、いかにエジソンが出、アインシュタインが出ても、また普通一般の人が、その上へ上へと継ぎ足しが出来ていくのである。
けれど、この目に見えない、手に触れない生命・精神の方の、その精神文化というものは、そういう方法では絶対つかむことができない。
非常に鋭い肉眼の奥に眠った「心眼」の開かれた人によってのみ、それが得られるところに、非常に難しいところがある。
それを多くの人に知らしめて、そうして、より幸福な道に導いていってあげようとして日々やっておるのであります。
それが事実となって、大きな前例のない「奇蹟」が現れている。だから、正しい軌道に乗れば、いかなる病でも消えるのが当然である。
それは一個人ばかりでなく、国にしてもそうなる。それで、わしは昭和14年から、ドイツの敗れること、それからイタリーも敗れることはもうすでに看破していたが、皆さんは、肝心の「時と場所」といおことを忘れてしまう。
今日(こんにち)の文化には「時と場所」が入っておらす、これ程、疎漏(そろう=大雑把でいいかげん)な文化はない。
だから、それが真理教室での「実在の原理」というものとなると、時も場所も生命も、時間、空間をひっくるめた「根本の原理法則」であるから、どの方面でも通じていて、偉大な奇蹟が現れてきて、そうして、万人が救われているのである。
従来の非科学的観念論によって安心立命という自己満足に陥らしめて、そうして、救済したように思っておられるけれど、それは、昔のように生存競争が非常に緩やかで、日常が煩雑でない時代はそれでもよかったが、今はもう目まぐるしい日々の激しい時代に自己満足では人は到底救われないのである。
そこに、今日に適した「超宗教」が出なければいけない理由がある。それは、科学の根本基本原理を基本にして、出来上がったものでなかったのなら、今日の時代を救済することができないのである。
アナウンサー:成る程、大塚寛一先生、今日も貴重なお話、誠にありがとうございました‼️