神軍リクルーター ロニサランガヤ
ラジオ放送『今日も楽しく』<大塚寛一真理先生教室> (昭和38年6月~11月30日)
(30)「『奇蹟』と人が歩むべき『一本の軌道』について」
アナウンサー:先生、今朝は「奇蹟」についてお伺いしたいですが。
総裁:世の中には、世の初めから今も未来永遠に「一つの軌道」がある。その軌道に順応していく時に、最高の運命が得られる。それに反していく時に滅亡する。
その反し方の代償によって病ともなり、事故災難ともなって現れてくる。ところが、未(いま)だ人類発生して以来、その「本当の軌道」をはっきりと自覚体得した人がいないために、人為的にそれを実現することができなかった。
けれども、本当にそれを自覚して、そうして体得して、その軌道に多くの人を導いていく時には、一生それが、「奇蹟」が連続して、そうしてその人が最高の運命に入られる。
しかしこの、ものには興亡盛衰の順序がある。けれど、天の時が来なかったなら最高頂点に発達することができないのである。
その長い間は、他の動物とも変わらないような原始生活をしていたのが、4000から5000年前頃からボツボツ夜明けのように変わりかけてきて、そして今は、太陽出現の時期に直面してきて、その時に初めて野山の花が満開をするような時がきて、そして人類の脳裏にある「偉大な力」が物質科学文化となって現れてきている。
その物質科学面が発展すると同時に、また精神面・生命力の作用が働いて、そしてその軌道を自覚体得してその「一本の線」に導いていく時に、前例のない「奇蹟」が現れてくるのである。