まるで2つの島がくっついたような「H」のような形をした日本海最大の大きさを誇る新潟の佐渡島。
隠れキリシタン弾圧、順徳天皇、日蓮上人、世阿弥などの島流しの名所として、どこか不気味な雰囲気も漂う佐渡島ですが、中央の平野部を除いては、陰陽にわかれた大陸が1つに統合された島であり、これらからの統合の新時代を象徴するような島全体が特殊なエネルギーに満ちたパワースポットであります。
佐渡島のパワースポットといえば、日本三大巨岩としても知られる167mの1枚岩「大野亀」であります。
※ヘラクレスの柱
「まるで日本版のヘラクレスの柱・・・」
間近見ると非常に迫力があり、昨年訪れたスペインのジブラルタル海峡にある高さ426メートルの岩山「ヘラクレスの柱」を思い出しました。
3000万年以上も前の遥か彼方の昔、マグマが地下より上昇して地表面近くで冷えて固まり、周囲の土が風化することによって固まったマグマがむき出しに地上に現れたことで生まれた大野亀の巨岩。
この製造工程を見ていると、まるで神様が型に石膏を流し込んで造り上げた芸術作品のようであり、実際にこの世界に存在している自然物のすべては、大いなる意識が産み出した芸術作品でありながらも、機能性をもった何かの装置のような気がします。
宇宙から必要なエネルギーや情報をキャッチするためのアンテナを立てるために造ったり、地球を覆うグリッド結界を強化するための装置だったり、その目的は人知を遥かに超えた宇宙規模の仕掛けのためかと思いますが、いずれにしてもこの世界に存在しているすべては無意味で偶然なものはなく、すべて何かしらの意味があり、必然的にその場所へその形で存在しているものだと思います。
山に生えている木1つだって、地表の限定的な側面しか見なければ木は「二酸化炭素を酸素に変える空気清浄機」という機能しか見えませんが、実際は土の中の水脈を守るのが木の本当の役割の1つでもあり、逆にいえば水脈があるから木が生えていると言っても過言ではありません。
原因が見えない世界、地下の世界にあり、結果として見える世界、地表の世界に現れている。
これは木々に限らず、巨岩だって前述したように地中内部のマグマから生まれたものだったり、大きな山脈にしても、地表にそれだけ大きな山ができるのは、地下で大きな異変が起こった原因があるからであり、地底と地表は表裏一体で繋がっていることを大野亀では気づかせてくれたように思えます。
創造主、神とも言える存在に「地上にこんなものを作りたい」という“意識”が生まれると、それを実現するために三次元のマグマを司る高次元の管理者である赤龍に指示を出し、赤龍が動くことで実際にマグマが動いたり、白龍を動かすことで水が動いたりと、そんな見えない世界の特殊なプロセスや仕組みがあって現実世界というのは形作られているように思えます。
7月4日の夜の蟹座の新月を経て、5日の早朝より佐渡島最北部にある大野亀でお祈りをしてきました。
それにしても、陰陽統合の島で登場した「亀」。
「亀があれば鶴があったりして・・・?」
そう思ったら、本当にありました。それも真逆の南端に「鶴ヶ峰」という名前で。
標高193mの小さな山ですが、佐渡島の南西部に鶴ヶ峰という山があり、島の形も神様がいたづらでわかりやすく作ったような陰陽統合の形ですが、まさに陰陽の二極や二元性の象徴である鶴と亀が名称についた岩や山があるとは、この世界は本当にユーモアいっぱいで創造されたことがよくわかります。
「鶴亀あるところに空海あり」と言われるほど、鶴と亀が何かしら関わっている地域には空海が訪れて何かの仕掛けや隠し事がされているようですが、佐渡島には「蓮華峰寺(れんげぶじ)」という真言宗智山派の寺院があり、ここは空海の開山という伝承を持っています。
それどころか真言宗の中における、金剛寺、室生寺とともに三大聖地の1つとされるほど重要なお寺であります。
真言宗の三大聖地の1つもあり、巨岩の三大スポットの1つもあり、数ある日本の島々の中でも不思議なエネルギーに包まれている佐渡島。
佐渡を代表する民謡として全国に知られている佐渡おけさの「アーリャ・サ」という言葉は、ヘブライ語の「われ讃えまつらん、主権者を」の意味であり、ここ佐渡もまた古代ユダヤゆかりの地であり、今もなおユダヤの流れが色濃く残っている地域だと思います。
大野亀の近くには、今は「賽(さい)の河原」と名付けられた洞窟霊場がありますが、ここはもともとは古代ユダヤ人による祭祀場であった場所であり、今でも島のあちこちに古代ユダヤの民の足跡が残されているものかと思われます。
まだまだ謎多き佐渡島。今回の短い滞在では鶴亀統合しかできませんでしたが、きっとその先に多くの仕掛けが隠されていると思いますので、また時期をみて改めて訪れてみたいと思います。
明日より福島へと入ります。