吉祥寺では甘い金木犀の香りに
包まれている頃でしょうか？
過ごしやすかった先週から一変して
今週は最低気温が０℃を切りそうな
こちらでは、紅葉はもう終盤。
赤や黄色、オレンジのカーペットが
緑の芝生の上に敷かれてきています。
※まだ暖かった頃の紅葉
少しずつ冬の気配が近づき
今年もあっという間だったなぁ
と思い始めるのもこの頃。
少し先のことかもだけど
年末の振り返りは
ヨガの教えを活かす
絶好の機会でもあります。
インドの思想家パタンジャリによって
紀元前2世紀～後4世紀(諸説あり)に
編纂されたとされる
ヨーガの根本経典『ヨガ スートラ』には
人間が苦しみから解放されるためには
「ヨガ＝チッタ・ヴリッティ・ニローダ」
つまり「心の波動を止める」状態に
達する必要があると言われています。
心の波動を止めるとは
心が過去や未来に惑わされず
現在の瞬間に集中すること。
『ヨガスートラ』には
この状態に近づくための
八支則と呼ばれる8つの教えが
説かれています。
ヨガの八支則
● ヤマ：社会的な道徳規範
倫理的な５つの原則。
・アヒムサー：非暴力
・サティヤ：正直
・アスティヤ：不窃盗
・ブラフマチャリヤ：自己節制
・アパリグラハ：不貪
● ニヤマ：自己への規律
心身を健康に保つための５つの規律。
・シャウチャ：清浄
・サントーシャ：満足
・タパス）自己鍛錬
・スヴァーディヤーヤ：自己研究
・イーシュワラプラニダーナ：信仰
● アーサナ：ポーズ
体の調和と健康に注力して
瞑想に耐えうる状態をつくる。
● プラーナヤーマ：呼吸法
呼吸を整えることで、
気（生命力）の流れを整える。
● プラティヤハーラ：感覚の制御
外部からの刺激に振り回されないよう
自己の内側へ意識を向ける。
● ダーラナ：専念
意識を一点に集中させ
思考に囚われない深い意識の状態。
● ディヤナ：瞑想
雑念や執着から解放された
心が静寂な状態で
自己の本質や深い洞察に
アクセスしやすくなる。
● サマーディ：悟り
到達するには、数年から数十年の
実践が必要と言われる瞑想の境地。
思考の波や心の乱れが消え去り
完全な平静が生まれる。
ヨガ修行の道筋を示す八支則には
現代の生活にも役立つ教えが
たくさんあります。
ヨガの最終目的は、八支則の
最終段階のサマーディですが…
年末の振り返り準備として
まずは、この一年にどれだけ
感情に振り回されたかを振り返り
自己の成長と変化を受け入れましょう。
物事の評価や判断をせず
単にその存在を観察することで
思考や感情の干渉を減少させ
客観的な視点を保つことが大切です。
また、過去の出来事や未来の予定に
散漫にならず、一つのテーマや目標に
集中することが、より深い理解を
得るための手助けとなります。
ヨガの実践を通して
クリアな心を持つと
自分が本当に大切にしたいことや
やりたいことがより明確になり
来年の抱負を立てるための
新たな視点を与えてくれます。
過去の経験をから学び
未来への希望を抱きながら
自己成長と心の平穏への旅路を
引き続き楽しみましょう 
ベーシックヨガ
火曜日クラス
11月 7日 9:40-11:10
11月14日 9:40-11:10
11月21日 9:40-11:10
11月28日 9:40-11:10
※全てオンライン参加可
パーソナルヨガ
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