今週のギータ(2011.02.08 レッスンにて) | Yogastudio Internal Blog

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ヨガスタジオ インターナル ブログへようこそ。

YogaStudio Internalは、jymaの認定校であり、
銀座 綿本ヨガスタジオで講師を勤める
小野さつきが山梨県で主宰するヨガスタジオです。

第四章●知識のヨーガ


(一六)
行動(カルマ) とは また無行動(アカルマ)とは何か
賢明な者でも これを定義するのに迷う
今わたしはここで行動とは何かを説明する
これを知って君はあらゆる罪から離れよ

(一七)
行動(カルマ)の諸相は まことに複雑 神秘であり
これを理解することは難しい だが
人は行動(カルマ) 誤行動(ヴィカルマ) 無行動(アカルマ)について
正しく学ばなければならない

(一八)
行動のなかに 無行動を見
無行動のなかに 行動を見る人は
たとえどんな種類の仕事をしていても
相対世界を超越した賢者である



私達は日常生活の中で常に問題を抱えています。

その問題を解決するために行動していくことを要求されます。

自分自身も行動することが必要だと生きてきた中ですり込まれています。


とはいえ、何か行動したからといってそれが解決することばかりではありません。

むしろこんがらがってしまうこともあります。

だからといって何もせずに悩んでいても自分がこんがらがってしまいます。


どうしたらよいのでしょう?



「瞑想」しましょう。

「神」とつながることで自然と適切な行動と無行動の状態が訪れます。



ここで問題となるのが、「瞑想」と「神」といういかにも神秘的な言葉の定義です。


「瞑想してますか?」、「神とつながっていますか?」と聞かれれば

大抵の方が首を横に振るか、その質問をした方がイカれていると感じるでしょう。


誤解です。


瞑想はすばらしいものではありますが、

そんなに神秘的なものではなく、日常的なものです。


綿本先生曰く、瞑想とは「心の静寂が保たれた上で、極めて集中した状態」。


ヨーガをしている方は、90分もすればその状態にほとんどの方がなっているでしょう。

スポーツをしている方は、4時間ぐらい連続して行っていればその状態になると思います。

ランナーズハイなどに代表されるものです。

美しい景色をみた瞬間、芸術品や音楽を楽しんでいる状態も同じ状態と言えます。


マーク先生曰く、

「ヨーガは、歯を磨くことと同じぐらい日常的なもの。

アサナ(ポース)がバンダ(体の安定)を生み出し、バンダがプラーナヤーマ(呼吸)を支え、

プラーナヤーマによって、サマディー(瞑想)が自然に起こる。」

とのことです。


「毎日歯を磨いていることを自慢する人がいないように、ヨーガを続けることも特別なことではありませんよ。」

と笑っておっしゃっていました。



瞑想は、もちろん深まりの段階はありますが、日常的にすべての方に起こっています。

瞑想だけをしようと思ってできるものではありません。


そして、「神」とは私達自身でもあります。


ヨーガで自分自身という神につながってもよいでしょう。

思いやりや愛情で他の方の神とつながっても同じです。


神は極めて身近にいます。


キリスト曰く、「汝の隣人を愛せよ。」です。



ここまで言えば、「神」である私達はどうすればよいか自ずと答えが出てくるはずです。

できるできないは問題ではありません。

人間は矛盾する生き物です。


まずは、知ることが大切です。



カクイウワタシガデキタリデキナカッタリデスカラ。


だから今回は「曰く曰く」で他人の力を借りているのかもしれませんね。




yohsuke