なんとなくテレビをつけたら、
大好きな宮崎あおいさんが出てたので、なんとなく観始めたら
気づいたら最後まで観ちゃいました。
「陰日向に咲く」
劇団ひとりさんの小説が原作の映画なんですね。
見終わってから知ったので、意外でした。
しかもベストセラー・・・。なんで知らなかったんだろう。
非常におもしろい映画でした。
後ろ向きな姿勢から、前向きな姿勢にかわる過程がきちんと描かれていて
納得して感情移入できるストーリーだと感じました。
特に最後のシーンお気に入りです。クスッと笑ってしまいました。
人が納得して素直になるには、自身で体験することや感じる過程と奇跡が必要だと、
この映画をみて改めて感じました。
人から言われたことだったり、頭の中だけで理解していることは、
究極的には人を変えるに至りません。
自身で体験した偶然が積み重なって奇跡のような出来事に出会う必要があるんですね。
派手なものほど奇跡と感じやすくなります。
しかし、派手な奇跡を感じている時は追い込まれた時か、がんばりすぎている時だと思います。
人は派手なもの、刺激的なものに惹かれる傾向があります。
そこまで、非常事態に追い込まれたり、追い込まなくても
日々の暮らしのなかで、小さな小さな奇跡の伏線があります。
それに気づいていくことは大事だ。
そんな風に考えていたら、
映画の感動が徐々に薄れてしまいました。
それに寂しさを感じるのは
まだまだ未熟という証拠ですね。
yohsuke