【リサイタル振り返り④】
『20のハンガリー民謡〜声 ピアノ 踊りによるバルトークの世界〜佐々木 ひろ子 リサイタルvol.4』という公演にダンスを入れたい!と思った時に…(何人かに、どうしてそうしたの?とよく聞かれたのだけど)ハンガリー舞踊を入れる、というアイデアもなかったわけではない。
ただ、ここで民俗舞踊を入れた場合…民謡はハンガリーのいろいろな地域の民謡を歌っているのに、舞踊だけハンガリーとは言え違う地域の民俗舞踊であるのは違う(大漁唄い込みを歌うのに阿波踊りを合わせる感じ)と思うし(私自身日本各地の民俗舞踊を昔、沢山踊っていたのもあり、そこの拘りも強い)
何より、私はバルトークに焦点を当てたいのに、ハンガリーの民俗文化に焦点が当たり印象としてバルトークが薄まってしまうという危惧もあった。
…他にも色々ダンスはある中で、コンテンポラリーダンスが良いな、というのは…私の師匠の波多野睦美先生が、コンテンポラリーダンスの辻田暁さんとよく共演されていて、私の中で、何色にも染まるコンテンポラリーダンスの自由さ、はすごく安心があった。
今回コンテンポラリーダンスを踊っていただいた中間アヤカさんは、現在関西を中心に世界的に活躍されている若いダンサーで、瑞々しいその佇まいと妖精のような非現実性に惹かれて、波多野睦美先生にご紹介頂いて、今回お願いすることになった。
ダンスの演出なども全て中間さんにお願いしたのだが、言葉足らずな私の構想を上手く受け取ってくださり、全てのステージにおいてぴったりな表現を想像し体現してくださった。
So cute!すぎて、中間さんのダンス、客席で観たい〜と何度も思いました。
ミクロコスモスの曲間、あんな不安定なポーズで維持できるなんて!…他にも様々、時にはキュート、時にはセクシー、時にわんぱく、人間の身体の可能性と美しさに、惚れ惚れしました。
ぜひまたご一緒してください🙏
ありがとうございました!