【リサイタル振り返り②】
『20のハンガリー民謡〜声 ピアノ 踊りによるバルトークの世界〜佐々木 ひろ子 リサイタルvol.4』と題して、バルトークという作曲家のみで構成した今回のプログラム。
私自身、間宮芳生さんの『日本民謡集』と、バルトークやコダーイのハンガリー民謡編曲作品はライフワークです、とよく口にしています。本当はそこに、エストニアのトルミスという作曲家も入れたいところです。
これらの私の中での魅力共通点は、
①フィン=ウラル語族であるということ
②民謡の編曲作品でありながら、いわゆる『民謡編曲』なんだな、というより、まっさらに新しい曲として仕上げられている民謡編曲作品であるということ
③歌無しでピアノだけで、曲として成立するということ(そしてピアノが超難しい)
私がこれだけ民謡に惹かれる理由は私の出生とも関わるのでまた別に書くとして…
私の好きなこれらの曲を演奏できるかどうかは、私が選ぶか選ばないかという以前に、③が大きく関わってきます。
そう、ピアノ、めっちゃ難しい。
バルトークも、間宮芳生も、ピアノ上手なんです。だから、ピアノ譜、難しい。
今回、ピアニストの寺嶋千紘さんには、本当にご苦労をおかけしました。
譜面開くのが怖かった、と仰せでしたが、私のリサイタルよりもずっと出ずっぱりで、ひたすらバルトークのミクロコスモスとハンガリー民謡を弾かせるという、苦行(?)をお願いしてしまいました。
あなたがいなければこのコンサートは成立しませんでした。
本当にありがとうございました!
リサイタルのアンケートでも、ピアノが素晴らしかった!というご意見多数いただきました。
千紘さん、本当にありがとう !
5年間、4回のリサイタルでピアノを弾いてくださいました。
写真→ピアノに絡むコンテンポラリーダンスのタイガー中間さん🐯かわいい。