こんにちは。
1日があっという間です。
 
さて、出産記録Vol.2です。
 
前回はこちら
 
やっと分娩台に上がった私。
 
旦那氏が来てくれていたので、
手を繋いでくれて安心します…
 
これ、本当に大事だと思いました。
手を繋ぐって痛みの緩和に影響なさそうですが
繋ぐだけで精神的に全然違うんです。
 
立ち合い出産ができるところを選んで
本当に良かったと思います。。。
 
ただ、旦那氏が駆け付けたときには私はもはや疲労困憊で
手を握ってもらうが目は開けない。笑
声と手の体温だけで会話していました。
 
そして、先生の検診があり、
やっぱり赤ちゃんが降りてきてないとのこと。泣
 
産むためには二つの条件が必要で、
私は①を満たしてなかったわけですね。
 
もう少し時間がかかりそうなので
旦那氏に赤ちゃんが降りてくるお手伝いをしてもらうことに。
 
お手伝いとは、
陣痛の痛みが来たら私にいきませること。
 
そのいきみの腹圧で赤ちゃんを下に押しやります。
 
時間がかかると思った先生たちは一旦退室。
 
先生に言われた通りに痛みが来る時に合わせて
いきんで腹圧をかけるんですが…
 
 
 
 
 
びっくり痛い。
 
なんで既に痛い状態なのに
更なる痛みの中へダイブせなあかんねん!
 
ということで
いきみをやめる私。
 
しかし、旦那氏はいきませるのがミッション。
 
ひたすら、いきむように応援し続けます。
 
それを拒否する私。
 
いきまない私 vs いきませる旦那氏
 
結局、旦那氏のしつこい粘り強い応援により
いきみ続行。
 
 
旦那氏によると、
この時陣痛の波がきては叫び、
終わると気絶していたそうです。笑
 
そんなこんなして2時間。
(ブドウ糖が常に点滴されているので
エネルギー不足にはなりません。)
 
 
先生が再診に来たときにも
やっぱり赤ちゃんは降りてきておらず…
 
そこで先生が吸引措置を提案。
 
本当は私は今回、
できるだけ自然な分娩を希望していたんですが
(いや既に鎮痛剤打ってるんですけどね...)
これ以上長引かせるのは赤ちゃんにも負担がかかるとの事でお願いすることに。
 
そしていよいよ出産。
 
まずはみぞおちを看護師さんに強打してもらい、
(なんとか打法とおっしゃっていましたが名前忘れました)
その圧力で赤ちゃんを下に押しやり、

そこから吸引してもらうという流れ。

 
赤ちゃんが高いところにいるのでなかなか降りてきてくれませんでしたが
何回か繰り返していよいよ最後!
となった時。
 
最後の力を振り絞っていきんでいると
 
 
 
 
 
一つの命がこの世に降りてくる瞬間
 
 
骨盤の中を赤ちゃんが通るのを感じました。
 
なんだかあの瞬間だけは
今までと違う赤ちゃんと一つになったような感覚でした。
 
 
 
そして
 
5月10日
午後2時26分
 

 

 

 

 

 

 

無事に女の子を出産しました。

 

 

 

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今回私は、

鎮痛剤を使い吸引措置もしたので

24時間足らずで出産を終えることができましたが、

それがなければあと1〜2日はかかっていたと思います。

 

陣痛を促進させる措置がなかった昔は

もっとかかった人もいたんだろうなと思います。

 

考えれば、

死なない程度に悶絶する痛みを昼夜問わず繰り返し与え続ける

というのは、やり方としては拷問と同じであり、

 

しかも輸血などの措置や痛みの緩和、帝王切開などの別の対処がない時代には

正真正銘の命懸けな出産が繰り広げられていたんだろうなと思います。

 

 

出産という経験は

愛する我が子と出会えた喜びと同時に

自分という存在が今あることが

どれだけ奇跡的なことなのか

 

 

有難さを感じることができました。

 

 

 

 

 

生まれてきてくれて

 

ありがとう。