日本活育協会Yoga マイスター

きのしたゆりです

 

 

新聞記事で知るところとなった、

富山県にある日本で初のグループホーム【この指とまれ】を視察し、

共感を得た私は、一直線に未来へと突っ走ります。

 

 

 

このときの私は、

ただ一途に、

これが使命だと思った老人介護施設の立ち上げに

無我夢中でした。

 

 

(この時、親の介護をされている方々は、大変な苦労をされていました。何もかも自分ひとりがやらなくてはなりません。疲れきって泣いている人たちを多く見てきましたし、スクールの会員さんの中にも、そのような方々が沢山おられました)

 

 

せっかく何百人もの人が集まっているんだもの。

互助会のような、助け合えるシステムは作れないのだろうか?

自分の親を預かってもらい、自分の為にその時間を使う。

その代償として違った日に他の方のお世話をする。

 

 

私が考えたプランは

基本的には有料ボランティアが根本で、営利目的ではなく、

困った者同士或いは、時間的に余裕がある方々の、助け合いによって運営され、

介護地獄からの脱却を目指し、少しばかりの余裕を持って、心優しく親を看取ること。

 

 

の出来る施設の提供でした。

 

 

 

今住んでいる家を空け渡せば、直ぐに理想の施設が出来上がります。

スタジオに使っているフロアーも、みんなが集まって過ごせる広間になりますし、

アイランドキッチンと広いダイニングルームも、数十人は入れます。

 

 

家の前に広がる里山を自然公園にすれば、

みんな自然の中で、鳥や花たちと戯れる事が出来ますし、

運動も出来る筈です。

 

 

 

夫が土木や建築の会社を経営しておりましたので、

小さな里山を自然公園にするのは、大したことではありません。

三ヶ月ほどで完成に近づけました。

 

 

桜の苗木500本 ハナミズキの苗木500本が植えられました。

 

ベンチや噴水が出来上がりました。


施設の敷地に10台が駐車できるように、駐車場が出来上がりました。

車椅子で入れる広い洗面所とトイレが完成します。

 

これらはありがたいことに

会員様からの応援で出来上がったものでした。

 

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この時点で私は

自ら設計したお気に入りの家を気前良く手放し、

家から車で10分程のマンションに引越しをします。

 

 

 

オープンの日程に目処がつき

いよいよスタートが出来ると思われたその頃になって、

 

問題が勃発。

 

 

自治会の会長さんが来られ、

近所の住民の皆さんが何をするのか知りたがっていますので、

オープンをする前に中を見せて欲しいのです。

その後総会を開きますので、答弁をして下さい。

 

 

かいつまんで

そのようなお話でした。

 

 

自治会に何の相談も無く

そのような施設を創るとは何事か!

 

 

何度も何度も話し合いが持たれました。

私を応援して下さっていた男性選科の会員さんも、

皆さんそろってご一緒下さり、説明と説得を繰り返して下さいました。

 

 

最終的に

会長さんと役員さんは、

初動が下手だった故の、ボタンの掛け違いだとは思います。

されようとしている事は、悪い事ではありませんので、

私達も応援したいですのですが・・・

 

 

何しろご近所からのクレームがありますので・・・

 

 

そのように理解を示してくださいましたが、

 

 

ご近所の数件の方々の、

静かな環境を気に入ってここで暮らしているのに、そのような施設を作るなんて、とんでもない話だ。

そんなものを作られたら、土地値が下がってしまう。下がったらその分を保障してくれるのか!

そんな綺麗な話は信じれれません!ナイチンゲールじゃあるまいし、お金儲けに決まっている。

 

そのような

絶対反対の声に打ち勝てず

 

 

 

半年かけて作り上げてきた施設を目の前に佇み

キリキリと

胃に穴が開くのでは無いかと思えるほどの痛みに

歯を食いしばって耐えたあの時が

 

 

鮮明に浮かびます。

 

 

 

(年齢を重ねて後に、実に無防備で世間知らず、そして独りよがりで有った事だと、顧みる事ができる様になりましたが)

 

続く