日本活育協会 Yogaマイスター
きのしたゆりです。
ここ数日は10月中旬の気温と云うことで、残暑も無いまま秋に突入の感が致します。 
季節の変わり目を味わう趣もどこへやら、おまけに想定外の大雨が降り、東北の大震災が脳裏に蘇るほどの河川の氾濫を目にしましたし、昨日は遠い異国で起こった大地震での津波余波。
 
地球はこれから一体どうなってゆくのかと未来に大きな不安を覚え、その中を生きていかねばならない子孫を想い、心は憂いで満杯です。

国会中継を見て、更にその想いは募ります。

昨日今日と伊勢志摩に身を置き、自然の姿に触れながらも、昨夜はホテルの部屋で国会中継に釘付けでしたし、早朝3時には携帯からの津波警報でたたき起こされました。




高台に立つホテルからは穏やかな海。




リアス式海岸の特徴が絵に描いたようで美しい景色。




帰り道、時間に余裕がありましたので、来るときに目に付いた場所に脚を運ぶ事にしました。




伊勢神宮には寄らず(以前に参拝しました)、こちらへ。




空気が違います。



行き交う人もまばらです。




冷涼と静寂に包まれ心が落ち着きます。



どうやらこの先が目的地のようです。



小さな洞窟から勢い良く噴出す清水。







その隣にある一つの石に注連縄が張られ、お供え物が所狭しと沢山供えられておりました。



この場所に想った以上に沢山の方がおられ、丁寧にお祈りをされたり供物を供えられたりと、物見遊山気分の私は隅っこで小さく・・・。



引き返そうとした目に留まった[風穴]の案内板とお社。
風穴まで200メートルの数字に気を良くして一歩を踏み出します。




急勾配の山道を登ること約10分。



無残にも根こそぎ倒壊した、そしてその直前と想われる太い木々。
道はそれらで埋め尽くされ[風穴]には辿りつけず。
後少しで頂上だと知りながらも、これ以上の深追いは危険、諦めることも大切と言い聞かせながら下りましたとさ。

参考までに
天の岩戸
[古事記・日本書紀]に書かれた神話

天照大神(あまてらすおおみかみ)は須佐之男尊(すさのおのみこと)の悪行に怒り、それを嘆いて岩戸の中に隠れてしまい、世の中は闇に包まれてしまいます。
神々は天照大神に姿を現して貰おうと、岩戸の前で様々な儀式を行いますが、一向に効果がありません。
そのような中、天与受売命(あめのうずめのみこと)が滑稽な踊り(裸踊り)を踊ったのを見て、神々が大笑い。
それに誘われて天照大神が岩戸から現れ、世の中に光が戻ったとされるお話です。