今日はキッズのミニ発表会がありました。

今回は大掛かりな発表会ではなく、参観日というスタイルでの催しです。

これまでは企画、構成を担い、指導に入った私でした。

しかし指導員達も資格を取得して早五年。

いつまでも私が陣頭指揮を取っていたのでは、本物の力がつかないと決心して、自分の担当教室であったキッズからも離れ、月に一度のプラスデイに切り替えて迎えた今日でした。


キッズクラスを担当するインストラクターが、自ら計画し実行に移した参観日。


私は何一つ関わらず、今日の本番で初めてその内容を知ることになりました。


【もっと】を追求すれば、色々と感じる所はありました。


しかし、幼稚園から小学校低学年のアドベンチャークラスでは、幼い子供達を引き連れて、最年長のS君が力強くリードする姿を見ることが出来ました。


集中力も忍耐もなく騒がしいお天気屋さんだった・・・その子がここ一年でこれ程成長するのかと、確かな成長の後を追いながら、喜びで目頭が熱くなりました。


又小学校高学年(4年生から6年生)のジョイクラスでは、

子供達がシナリオを書き、ポージングも自分達で選び出し、最初から最後まで自主的に作られた演目を披露する姿を、感無量の面持ちで眺める私でありました。


最後になって、参観に見えられた保護者のどなたかに、今日の感想を述べてもらいましょうと、担当インストラクターが子供達を見ながら言いました。


アドヴェンチャークラスでは、その声が聞こえるや否や、

ゆり先生。

ジョイクラスのご指名もゆり先生。

100点満点・・・と言いたかった私でしたが、99点。

親御さんはきっと満点を付けてくれたと思います。

でも私はあえて一点を残しました。


【もっと】を追求すればマダマダ頑張れる要素は沢山あります。


子供達の残念そうな声以上に、担当インストラクターの惜しかったなぁ99点やって~

その一言に実感がこもっておりました。


参観日が実はミニ発表会だということを、家でも言わない。誰にも言わない。内緒で練習をしてお母さん、お父さん、そしてゆり先生をびっくりさせようと、

その約束を全員が守り通して、今日の日を迎えたと・・・。


自分達の頑張りを、一番に評価して貰いたかったのがゆり先生だったと、ゆり先生を驚かそうと、皆がそれを合い言葉に励んできたということを、終わって後に担当インストラクターから聞かされました。


私は厳しい指導をします。

過去の発表会練習では、きちんと納得のできる所まで引き上げるのに、大きな声で怒鳴って、何度でもやり直しをさせ、最後の最後まで【もっと】を求めました。

鬼の様な先生なのに、子供達は嫌がらず慕ってくれます。


大切に思い、愛情を持って叱るからこそ、子供たちは素直に受け入れてくれます。

うまく出来るようになって一番嬉しいのは、習っている子供達本人です。


本物の優しさは、時にはそう思えないことの方が多くあります。

甘やかせるのは一番楽です。

何でも認めてあげて、好きなように機嫌良くしてもらっている方が、断然楽です。


しかし本当にその子の将来を考えるとき、厳しい言葉や態度、時には突き放すことも必用かも知れません。


今日は子供たちの姿をこの目で確かめながら、又保護者の方々の満足そうなお顔や言葉から、インストラクターの成長と、努力の足跡を感じられる良き時を過ごすことが出来ました。


今の私には、最大の慰めかもしれません。


日曜日、私は孫娘を手元から旅立たせました。

これが一番良い選択だと考えての事です。

幼い時から二人の孫を育てて来ました。

父親が他界し、母親も病に伏し、育てられるのは私しかいなかったからです。

夫が病に蝕まれ、会社は倒産し、二人の幼子を抱えて、それでもこの子達が元気の素であり、慰めでした。

だからこれ程頑張れたのかもしれません。


あれから十数年・・・

今娘は元気になりました。

そしてこの日曜日、孫娘は母親の所に帰りました。

そのように決めたのも、娘や孫にそのように申し渡したのも私です。


この決断が間違いでないことを祈ります。


ここ数日蛻の殻になったような自分を思います。

余りにも大切な家族だったと、送り出して今感じます。

張り詰めてきた何かが一瞬にして無くなり、燃え尽き症候群さながら、ため息と涙ばかりの昨日と今日が過ぎました。


家のあちらこちらから、元気な明るい声が聞こえます。

何を見ても思い出し、何をしても思い出します。


途中で子供が居なくなるというのは、これ程までに切ないものなのですね。

震災で家族を失った方々を想います。

家族が揃って暮らせるという事に、勝る幸福はありません。

福島の子供達を想います。

早く家族揃って暮らすことが出来ますように。


娘と孫が大切に思いあって暮らせますように。