新しい今日と言う日に、

苦しい出来事はたった一つ。

嬉しい出来事は十を超える。



たった一つ抱えた問題のために、

十を数える恵みの影は薄い。



体に刺さった小さな刺。

たったそれだけの痛み。



体はすこぶる快調。

手足は自由に動いてくれる。



小さな刺ひとつだけの痛みが、

食欲を奪い

ため息を増やし

笑顔を奪い取る。



それは誰の問題?

私自身の問題では無い。



囚われても問題は解決しないわ!

そう言い聞かせているばかり・・・。


忘れようとあがいても、

その尻から追っかけて来る小さな痛み。




忘れていた・・・。

その昔、自分の愛でなんとかしようと

十年も、いやもっと・・・

気が遠くなる月日を頑張った。

そして

頑張る私の心は

変えられない現実に段々と汚れて行った。



最後には、

愛が

憎しみに変わっていた。



そんな自分に気がついて、

今度は自分自身を嫌いになった。



祈ろう。

自分の力ではどうにもできない時があることを、

知ったはずの私なのに。



祈ろう。

自分の力ではどうにもならないからこそ、

祈ることを与えられているのに。



忘れていた・・・。


祈りの中には

小さな刺も入ってはこれない。

無駄な思いに振り回される事もない。

自分の思いに相手を合わそうともしない。



祈る時間は

純粋に相手の幸せだけを思い、

相手の存在が一番で、


そこに私のエゴも、

おしつけも、

葛藤も無い。



勝手なときだけ必死になって祈る私を、

神様はそれでもお許しになって

黙ってお聴き下さる。



今日も祈りと共に

守られて得られることの出来る平安の中に、

静かに住まわせて頂けている私を思う。


主を崇めます。