シャヴァ・アーサナの「シャヴァ」はサンスクリット語で
「死体」「しかばね」という意味です。
とても気持ちの良いアーサナ(ポーズ)で、
ヨーガの実習の最後は必ずこのシャヴァ・アーサナを行い
リラックスするようにします。
「死体のように床に横たわる。
これはシャヴァ・アーサナである。
シャヴァ・アーサナは疲れをなくし、
心のリラックスをもたらす」
ハタ・ヨーガ・プラディーピーカー
Ⅰ-32
成瀬貴良訳
死体のかたち性質を模したアーサナということになります。
シャヴァ・アーサナのやりを少し説明しますね。
床に静かに仰向けになり、両腕は身体から少しだけ離し、
手のひらは上に向くよう、わきの下には卵ひとつぶんくらいの余裕をもたせます。
両方の足は少しだけ開きます。あまり開きすぎないように。
頭の位置、腕、足の位置を安定させ、背中やお尻も安定して
床につけましょう。
ただ単に横になってるだけの簡単そうなアーサナですが、
ヨーガでは最も大事なアーサナのひとつとして重きを置いています。
人は生まれてきた以上、誰もが必ず死をむかえます。
その時がいつ訪れるのかは誰にもわかりませんが、
誰もが必ず死ぬのだということだけは確実です。
なにげなく過ごしている日常のなか、こうして死を意識することで、
今のこの瞬間、生きている、生かされている有難さを再確認し、
日常の些細なことに振り回され、心身のエネルギーを
消耗してしまうより、大きな視点で自分を見つめなおしてみる・・・
そう、シャヴァ・アーサナは、リラックスのポーズであると同時に
またここから始まる「再生のポーズ」でもあるのです。
少し横たわって、シャヴァ・アーサナからはじめてみませんか?
