どうしても許せないこと:差別 | 海外ヨガリトリートならルミナス!

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2月の初めに、イギリスの自宅でこの映画を見ました。

BBCでした。

 

 

『グリーン・ブック』

下矢印

 

 

題名だけでは何かわからなかったけど、とにかく見てみた(←いつもこれてへぺろ)。

 

イギリスでは、よく、スポーツ番組を”見なくてはいけない”状況になるがえーん、、、全くスポーツ観戦には興味のない私はこうして時々”無理やり”映画を見る、、むははははっ!

 

 

ストーリー:

基本的には、いわゆる黒人のピアニストの運転手兼ボディガードになったトニーというイタリア系アメリカ人と、その”ボス”であるピアニスト:ドン・シャーリーとの友情ストーリー。

このドン・シャーリー、が、黒人の天才ピアニスト。

実在した人物で、この話もおおよそ実話。

 

 

1962年の話です。

ニューヨークの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で用心棒を務めるトニー、乱暴な人物ではあるけど、その腕っぷしとハッタリで家族や周囲から頼りにされていました。

 

 

 

ところで、「コパカバーナ」で思い出すことはありませんか??

ここで「あー、あれね」となった人はデヴィ夫人通OK

 

(デヴィ夫人は東京の「コパカバーナ」という高級クラブで働いていて、インドネシア大統領に見染められた、という、、、まー世の中に出回っている話、、ですな。)

 

 

 

映画の話に戻ります照れ

この映画を見始めてすぐに思い出したのが、

映画『ドライビング・ミス・デイジー

でした。

 

『ドライビング・ミス・デイジー』のときも、心に、嫌〜、、、、なものが走りあせる、自分はこういう差別ものにものすごく嫌悪感があり、でも興味がある人間だな、、と認識しました。

 

 

幼い頃、髪の毛の色が茶色だった父親が戦争中にいじめられた話を何度も聞いたし、自分自身も、、、うーん、、、”いじめられた”、、、とは思わないけど、ある意味の差別を受けてきたから、、かなぁ、、、と思っています、でも本当のところはどうか自分でもわからない。

(私も生まれつき髪の毛が茶色い。

今は・・・・白髪(言わすな笑い泣き!))

 

 

 

いまだに、どうして有色人種が差別にあうのかまるで理解できないし、アジア人が欧米で差別にあうというのも、どうしてそんなことが起こるのか、、、、さっぱりわからない。

 

わからなくていいけど、そういうのを見たり聞いたりすると、ものすごーーーーーく不愉快で、そして怒りも込み上げてくるのです。

 

 

個人的に吐き気がする”差別”、、、この映画でもそういった描写もたくさん出てくるのですが、でもこれがこの映画の意図すべき部分でもあるので、ソファに寝転がりながら(こうしないと吐きそうだった)観ました。

 

 

 

運転手になったトニーはこう言いました。

「俺は自分が誰か分かってる。生まれ育ちはブロンクス。親と兄弟、今は妻子がいる。それが俺って男だ。家族を食わすために毎日働いてる。あんたの住まいは城のてっぺん。金持ち相手の演奏会。

俺は裏町、あんたはキング。俺の世界の方が黒い!」

ってね。

 

ドン・シャーリーはそんなトニーに向けて、こう言い放った。

「私は独りでお城住まいだ。金持ちは教養人と思われたくて私の演奏を聴きに来るが、その場以外の私はただのニガー、それが白人社会だ。その蔑視を私は独りで耐える。はぐれ黒人だから。黒人でも白人でもなく、人間でもない私は一体何なんだ?」

 

 

 

お金を持っていたり社会的地位があっても、そして白人であるトニーが物をくすねたりゴミのポイ捨てをすることを注意するような、高潔な精神を持っていたとしても(映画でそんな描写があります)、肌の色が違うというだけでひどい目に遭ってしまうのだ。

 

 

 

 

 

さて、バリ島での差別。。。

日本人に特化してここにあえて書きます。

 

はっきり言います。

日本人はバリ人(インドネシア人)を見下しすぎ。

 

そんな場面に、・・・残念ながら出会いました。

バリ島にて。

 

 

ここ数年、バリ島には日本人はほとんどいませんでした。

観光客は、という意味です。

 

それが、規制緩和になり渡航しやすくなったので、今は昔に近い感覚でいるような気がします。

そこは嬉しい。

 

バリ島は観光で成り立っているのですから。

 

 

 

 

バリ島でも、日本語のできる人は”良い人”になりがちで、そうではないローカルな人たちを、、、どうしてあんな見下した態度で接することができるのだ日本人はー。

 

 

どうして私はローカルの、厳選した優秀なドライバーさんや現地のスタッフと仲がいいかって、彼らと私は同様に(意識はしてないが)、平等に(しつこいが特に全く意識はしていない)普段接しているからだ、と思う。

 

 

 

 

ちなみに、題名の『グリーン・ブック』とは:

黒人でも利用できる宿泊先やお店などが書かれた一覧表、

”夜間は外出しないように”など、ジム・クロウ法についても記載されていて、当時の黒人の旅行者にはとても重宝されていた本です。

 

これを渡されたトニーは、その本に載っているお店やホテルに、ドン・シャーリーを連れて行くのです。

どこでも泊まれるわけではないのだ。

お城に住んでいても。

 

 

 

 

 

私の中では、「差別はダメですよー」などという言葉”以前”に、差別ってなんだ??、、、って感じがして頭が痛くなるんです。

 

そんな意識がどこから生まれるのかがわからない。

(だからおそらく自分も差別を受けているのかもだけど、、気づかない笑い泣き)

 

 

どうして日本人は、欧米人には優しく、そして自分達の方が”下”のような感覚を持っているのに、同じアジア系には”自分が上”という意識を持つのか。

 

どうしてバリ島に来て「俺っちらはお金を払ってる観光客!」と、偉そうにして、同じ国・同じ土地・同じ場所でも、欧米人にはヘラヘラと笑顔、ローカルバリ人には「近寄るんじゃねーぜ」的な態度なのだ。

 

あなたは何者でもない、”単なるあなた”であってそれ以下でもそれ以上でもない。

 

何かされたら「ありがとう」。

何かしてあげても・・・良いことは忘れてしまえ!

悪いことしたらしっかり反省して、謝ろうよ!

 

 

あ、なんだかコーフンしてしまい、申し訳ないです滝汗

 

 

この映画にはもう1つテーマがあるような気もしてます。

”どこにも属さない”という、、、なんていうのかなー、、”孤独”、、かな。

 

孤独を感じることがないのですが、近い将来自分にも来るはず、、、もう私には母しかいない。

色々と、明るくキラキラと輝くバリ島の空と太陽とバリ人の笑顔を見ていて思うのであります照れ照れ

 

 

 

もし、何言ってるかわかんなーい、な場合は、ぜひ「グリーン・ブック」みてくださーい。

良い映画でしたよ!

 

 

バリ島にて。

 

 

 

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