チャクラひらいてる?―Baby Yogaでヨガ的育児・育自日記 -9ページ目

脳の進化・深層筋と生きる力 vol.1「骨盤底筋群」

人間の進化の過程と体の構造の変化は切っても切り離せない関係があります。


また、深層筋の発達と機能が、その人の生理的・本能的な体の状態に深く影響していることについても講義の中でお話しています。




それは人類の35億年の進化の過程の中でもみられる生物学的な進化と脳の発達にもみられるように、人間が二足歩行になった意味、それによって起こった進化は、脳の進化や道具・文化の発展につながっていきます




一人の人間の胎生期~誕生~赤ちゃんの発達にもみられますが、人類の35億年の進化の過程の中でもみられる特徴的な大きな変化は、二足歩行になったことによる変化です。




二足歩行になったことによって、それまでの生物とは大きく異なり、体を支えるために特に重要な役割を担うことになったのが「骨盤」です。


骨盤調整ヨガでは、骨盤を中心に全身を調整していきます。


骨盤と背骨、頭蓋骨の関係を整えていくこと、そこから全身にわたるまでゆがみのないつまりのない状態を作ることが、なぜ必要なのか?




知れば知るほど、その重要性が身に染みて理解できると思います。


だからこそ、骨盤調整ヨガのプログラムがもたらす効果が大きいのです。




骨盤は、体の要。


もっというと、いのちの要です。


自らの命と、いのちをつなぐという、人が動物として生まれてきた上でいちばん大切なはたらきを支えるのが骨盤・骨盤底筋群です。


骨盤底筋群を整えることによって、その人の脳の働きにまで影響をするのです。




骨盤の内側の筋肉のゆがみや滞りは、生殖器の働きや、消化器官にも大きく影響します。


また、骨盤を支える骨盤底筋群は、呼吸を行う際の拮抗筋としてはたらくため、呼吸の機能にも影響します。




骨盤底筋群とは骨盤の底を支えるハンモック上の筋肉の集まりのことをいい、


両坐骨、恥骨と尾骨、骨盤の底にある空洞をつなぎ支えるはたらきをしています。


私たちの基底部が、硬い骨ではなく、やわらかな組織である筋肉で支えられていることによって、排せつや性行為、出産などをする際には、それらの筋肉が妨げのない通り道として開閉する機能をもっていることで、私たちは生きることができるのです。




人間の生理的なはたらき、原始的ないのちを維持するための働きほど、骨盤底筋群の状態に、大きく影響されているのです。






これから、こちらのブログでも、講義でお話しているような専門的な内容について、少しづつ紹介していこうと思っています。


お楽しみに。