チャクラひらいてる?―Baby Yogaでヨガ的育児・育自日記 -4ページ目

世界の平和は、ひとりひとりの笑顔から ー憲法9条を守ること

私がBaby Yogaの活動をはじめたのは"赤ちゃんが好きだから"ではありません。
人の一生を左右する"心"や"精神"、人格の形成には、乳幼児期に与えられた環境や、親、子育てがいちばん影響するのだと実感したからです。

私が大好きだった人は、幼少期から親から酷い体罰をうけていました。
もちろん、彼の親は彼を愛していないわけではありませんでした。
それだけは確かです。
本当はただ、想いをうまく伝えられなかったのか、どうやって伝えたらよいのかわからなかったのだと思います。

でも、私が彼と出会った頃から、彼自身は、親を憎んでいました。
彼はいつか"親父を殺してやりたい"と思って、武道やトレーニングをはじめたと、私に言いました。

ある日、彼と会ったときに、武道の練習の後で、向こう脛・弁慶に痛みを感じなくするために自らビール瓶で殴って痣だらけになり、痛々しい姿でした。それを見て、私の身体まで痛みが伝わってくるように感じて涙がとまらなくなりました。

彼が本当に幸せになるには何がいちばん大切なのかな、と私なりに考え続けました。
祈るような気持ちで。
満たされない何かを、どうしたら埋められるのだろう…とも。

その後、彼は、肉体的にはとても強くなりました。
親を超える腕力を身につけて、負かすことだってできたはずです。

それでも、親に自分の意見を言うときに、しどろもどろになってしまったり、結局言えなかったりすることばかりで…

やはり、人にとって、本当の"強さ"とは、愛する気持ち、愛される気持ち、自尊感情から生まれるのだと思います。

私は、毎日のように彼の家に遊びにいって彼のご両親と仲良くなりました。毎日「素敵だな、いいな」と思うところをそれぞれに心から褒めました。
手作りのデザートを持っていってお茶したり、一緒にヨガをしたりマッサージをしたり、スキンシップを大切にするよう心がけました。
彼の両親に、彼のいいところ、素敵だと思うところをたくさん伝えました。
彼に、彼の両親のいいところ、素敵だなと思うところをたくさん伝えました。

そうしたら、だんだん、彼の前でも、ご両親が彼のことを褒めることが多くなってきました。
彼は、照れながらも、とても嬉しそうでした。


私が、Baby Yogaにおいていちばん大切だと思うことは、そういうことなのです。
どういうふうに育てれば、よい子に育つか、なんてことじゃないんです。
Baby Yogaのアーサナや、メソッドでもない。

どんな子でも、どんな親でも、良いところを褒めて育てること、これがいちばん大切なことだと思うのです。
小さなときに、それがうまくできなかったら、大きくなってからだっていいのです。
親が子を、子が親を認め信頼し大切にすること。
そこからすべての人間関係が築かれるといっても過言ではありません。


この世界を、武力や、経済力で、制裁するようなやり方は、もうおしまいにしないと、地球も人類も滅びてしまうと思います。

憲法9条を守るべき、日本は軍をもつべきでない、と考える理由は難しいことでもなんでもない。

軍事的に"強く"なることが、本質的な"平和"を生むわけではないから、ただそれだけ。

子どもじみた言い方かもしれないけれど、社会で起こることは、みんな一緒なんです。
家庭で起こることも、街で起こることも、国で起こることも。

お金持ちになったから、幸せだとも、貧しいからといって不幸だともいえません。
腕力や権力があるから、人を従わせることができると思うのも間違いです。
すべては、人の"心"がきめることだから。

人と人がそうであるように、
国と国も、信頼関係、絆、友好関係を築くことを真剣にやっていくことが、大切なのだと思います。
どっちが上で、どっちが下とかじゃない。お互いを必要とし、敬意あるパートナーシップでひとつになること。

それが理想です。
実現が難しいのはわかっていますが、どこを目指すのかによって、選択の道が変わるのです。


日本は、美しい言葉や文化をもち、家族を大切にする国です。
地域でのつながりや、和を大切にする民族です。

それは、日本の気候風土と、日本人の心が生み出した芸術です。

その良さを、世界に広めていかれることを願います。


日本から世界を平和にしていきたい。
戦争や、飢えや、争いで、人の命が奪われることのない世界に。

日本の伝統的な育児法を世界に広めて、世界中の子どもたちが、愛され、抱きしめられて育まれることを願います。



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