漢方は
中医学の鍼灸や食の養生を含め
からだ全体のバランスを整えることで
不調の改善を試みることで
生薬の組み合わせによる薬効を
個人個人の症状に合わせて使うこともあります。
薬膳は
上記の食の養生のことを指し
飲食療法によってからだのバランスを整え
不調・未病を改善することです。
今回の香港では
漢方や薬膳にスポットを当て
「日常から気軽に取り入れられる中医学」
に触れてきました。
・
香港には漢方茶スタンドというものが
街のあちこちにあります。
特に「甘四味涼茶」というものが
地元の人には欠かせないもののようです。
24種類の生薬を組み合わせた
美肌
解毒
解熱
胃腸を整える
利尿
喉の痛み
病気の予防
などにいいと言われている茶です。
早速購入!
しようと思ったら
お店のおばちゃんが何か言ってきて
通じてないと分かったら
メモ書きにしてくれた。
書かれていたのは
「苦味」
笑
苦いので覚悟しろよ
という地元民の忠告。
怯まず購入して飲んでみると
めっちゃ苦い!
まずい!
左のが甘四味茶。
右のはストレスや目にいいらしく飲みやすい。
やっとの思いで完飲。
心なしか胃腸の調子がいい気がする。
・
翌日。
別の店で甘四味涼茶を。
ペットボトルがほぼ苦行だったので
紙コップで。(弱気)
心なしか前日より飲みやすい気がした。
この店の茶が飲みやすいのか...
苦味に慣れたのか...
・
3日目。
小さいペットボトルで 笑
慣れました。
・
香港にはコンビニと同じくらい
街のあちこちに漢方茶スタンドがあり
甘四味だけでなく
五花茶(風邪のひきはじめ、口内炎、胃腸)
銀菊茶(消炎、解熱、解毒)
夏枯茶(ストレスにいいらしい)
紅棗茶(血行促進、貧血)
などなど
その日その時の体調に合わせて
漢方茶を飲んでからだのバランスを整え
不調や病気の改善をしているようです。
香港人が昔も今も変わらずパワフルなのは
こういった文化や習慣が根付いているからかも。
toda niigata
戸田麗子