今からちょうど10年前のことです。映画の編集作業をしている最中に耳鳴りが始まりました。次にご飯が喉を通らなくなり、声が出なくなり、頭の芯が割れるように痛くなり、舌が垂れ下がり肩の筋肉に力が入らなくなっていきました。
診断の結果、脳の中心部にガンが見つかり・・・死と直面しました。ですが、西洋医学では手の施しようがなく、治療は何ひとつ行われませんでした。
ショックで呆然としながらも、ふと、「だったら落ち込み尽くそう。絶望の海を泳ごう。自分の状態を全部ありのまま、とことん受け入れて極限まで味わい尽くそう!」と思いました。そして、「どうせ死ぬんだから・・・」と開き直り、これまでに知りえてきた代替医療法を体験しつくすことにしたのです。
まずは、自分の症状を医学書で勉強しました。脳や神経、からだの構造などを学ぶうちに、人体の神秘に感動し、緊急医療に長けている西洋医学に対する敬意が生まれました。
次に中医学を勉強し、経絡や経穴を触るとからだが反応して、自分の状態が変化することを体験しました。そして代替医療の世界では「病は気から」の「気」の部分は、すでに測定可能なことを知ったのです。
たとえば怒りなどの感情波動がカルシウムを沈着させやすくして血糖を上げ、肝臓を傷める傾向があるということまでわかってきています。
悲しみの周波数は肺を痛め、抑うつは胆のうを、嫉妬は胸腺を 、固執すると肛門を痛めるというように、過去に抱いた意識はすべて自分の肉体に出るのです。
意識には振動、波動があり、脳内分泌に影響して痛みが起こったり弱まったりすることも体験で学んでいきました。意識が現実を作っていたのです。
私は波動カウンセリングを通して、私自身のからだの不調を引き起こした意識(感情)を知り、とことん向き合いました。そして、その感情を表現し、肯定し、許し手放し続けるということを何度も何度も繰り返したのです。
また、ある方々が千羽鶴を折りながら私のことを祈ってくださった時間帯に、からだが劇的にラクになるという体験をしました。それは自分のいのちをもってして、「祈りには力がある!」と体感させていただいた瞬間でした。
そして最終的に2008年10月25日に慶応大学でMRI検査をしたとき、腫瘍がなくなっていました。
体験と知識には、雲泥の差があります。体験とは、「生」を味わい尽くすこと。自分の中のクサイものにフタをせず、見に行って癒すことです。
また、これからの時代は、「心」そして「魂」の領域にまで踏み込み健康を捉えることが大切です。自分が生まれてきた意味に直結するので、より充実した人生につながり、シンクロニシティが起きやすくなります。つまり自分自身が癒されることがやがては地球を癒すことにつながっていくということです。
この映画で、科学が「祈り」の力を証明する時代が到来したことをご実感いただけると思っています。
「意識」が現実をつくるのですから、「祈り」は無力ではありません。世界を変えることができるのです。「祈り」に向かうことは、私たち自身が今、最も必要としていることなのです。
実は、この映画には、上映会にお越しいただかないと体験できないヒミツが隠されています。これまで明かしてこなかったことですが、今回初めてお伝えしようと思っています。
当日皆さまにお会いできますことをとても楽しみにしております。
長年文学座の俳優として様々なテレビ、舞台、映画、声優として活躍した後、アニメの声優の仕事をしながら映画監督として、活躍する。劇場公開映画として、『ストーンエイジ』(2006年)、『魂の教育』(2008年)、『不食の時代』(2010)、『祈り~サムシンググレートとの対話~』(2012年)、『蘇生』(2015年)がある。映画『祈り』は、ニューヨークマンハッタン国際映画祭グランプリなど数々の国際映画祭で賞を受賞し、劇場上映期間3年3か月という国内歴代一位のロングランを達成。
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身体を整えるのは東洋医学で。入門講座 ラスト!! 『心を調節する方法』
2月17日(土) 14:30~17:00
<感想>
『今までいろんな所で勉強してきたけど集大成になるわかりやすさです。風邪治療は家族に試してみてすごく効果がありました。』
中医師:今中健二 (中医師偏号08679006176)