今日は久しぶりに、怒りのマグマが爆発しました。

 

朝ヨガクラスを終え、いつものカレー屋さんへ向かう。

 

いつも通り、

ランチタイムの準備をしながら

大好きなスタッフたちと冗談をかわし

 

大切なお客様を待つ幸せなチャイ飲みタイム。

 

で、

 

いつも通り怒涛のランチタイムが始まり・・・・・

 

本当にしっちゃかめっちゃかな時間です。

ルールがあるようで、全くルールがない店内はカオス(無秩序)状態。

 

事前にご予約頂いていた席数も、

確保しておかなくちゃいけないのに

 

オーナーはガンガンお客様をお迎えしちゃう!!!!

 

えーーーーーーー!!!

席数全然足りないよ!!!

 

もしもご予約のお客様がお越しくださってお席が無かったらダメでしょーーーー

 

そう伝えても

 

『misako、ダイジョーブ!

今イル オ客サマノ 相手シテ!』

 

って・・・・日本人感覚からすると有り得ないよーーーー

 

 

でも、オーナーの指示がこのお店では一番なので

彼の声に従い、お客様たちをお迎えするの巻き。

 

怒涛の店内で飛び交う

『misako、あそこのお客様のオーダーとって!』

『misako、あそこのお客様にドリンク出して!』

『misako、あそこの席が空いたからテーブル片付けて!』

『misako、レジお願いね!!!』

 

・・・・・。

はい。。。。全て出来ればやりますけど

 

本当に全部出来ませんからね〜

順番に対応していきますよ〜

 

店内を見回して優先順位を判断してから対応しています。

 

以前はここに怒りの感情を感じていたのですが

最近は全然感じず・・・・・

 

もはや

ウエルカムです(笑)

 

 

ほんと・・・・

実際に店舗にいると心底クラクラするくらいの指示が飛び交っているランチタイムですが

 

私、任されてる♡

 

と思い込んで、

馬車馬の如く動き回っています。

 

そんな中、

美味しそうにカレーを召し上がってくださっている皆さんのお顔が、何よりの励みです!

 

本当にお越し下さり、ありがとうございます!!!


今日は海外からのお客様も何組かいらっしゃってくださり、接客用の英会話もスムーズに伝わり、ヘトヘトになりながらもかなり充実した時間!!!いえーーーい!!!

 

そんなバタバタのランチタイムの中。

 

意識朦朧とする忙しさの中でボーーーっと隙間時間にお水を飲んでいたら、ネパール人シェフから、私がキッチンに通しているオーダーに関して『misakoはミスが多すぎる!』と指摘があり。

 

いつもは穏やかもしくはクールな表情をしている彼らの顔つきが冷たい。。。

 

へ?

なんで?

私、何かした??

 

すでに半年お世話になっているこちら、

その彼らの話を聞いたら、最初は話が噛み合わない。

 

は??

言っている意味がわからない。

私、今までしっかりやってたし、

ミスしたって言われてないよ???

なに??

なんなの??

 

寡黙でコミュニケーションが取りづらかった彼らたちでも、地道にずっと信頼関係を培ってきたと思っていたからちょっと動揺。

 

メニューリストを手にとって、指差し確認しながら話をしていたら

 

彼らが理解していたメニューの内容と

その日本語訳に大きな相違があったことが判明。

 

私たちのお店のメニューは英語訳と日本語訳での表記があるのですが

 

その

表記の仕方に大きな大きな違いがあったことが、今更判明!

 

日本人である私が、何より料理に関して口うるさいうんちくを持っている私がメニューを熟読したことによって、味わいや素材の違いがあったことが分かったのです!

(よくこれで今まで通してきたなあと、そちらに感心しました!)

 

私は日本語訳でメニューを紹介していた一方、

 

日本語標記が解らない彼らは英語訳のみ(ちなみに彼らもほとんど英語訳を理解していない)でメニューを紹介していたので

 

そこに差が出るのは当たり前の話。

そうだったんだ!!!!

 

でも・・・・

半年以上一緒にいながら、今更なの???

 

そこに

ちょっとびっくりしつつ

 

もっと前以て言ってくれれば意思のすり合わせも出来たのに、と

すごく悲しい気持ちになって・・・・

 

私がミスをした(と彼らにずっと思わせていた)お料理たちは今までどうなっていたのかとか、

それを彼らが私にどう伝えようとしていたのか、とか

 

それ以上に

 

『私のことを信頼して、その場で指摘してくれたら良かったのに!』

 

そんなことも含め

色々なことを思い巡らしていたら

 

いつになく切なくなってしまって

接客しながら泣けてきてしまって・・・。

 

この怒り、

この『怒り』の感情。

 

やるせない思いはどこから生まれ

どこへ流れていくんだろうか???

 

と感じました。

 

途中、オーダーをとる声も涙声になってしまった瞬間がありました。

 

でも

 

接客は私の大好きな仕事、

大切なお客様とコミュニケーションをとりながら

自分の呼吸に集中して気持ちを落ち着けるという・・・・

 

『接客瞑想』なるジャンルを思いついた感覚でした!

 

お店のスタッフたちと

もっと言葉を通して通じ合えていれば

もっとシンプルに分かり合えていたのかもしれませんが・・・・

 

私が持つ語彙力を駆使して説明しましたが

それが通じているか否かは不明です・・・・

 

通じているか否かに関わらず

 

どんな状況でも相手を理解しようとする姿勢は必要。

例え相手に拒否されたとしても、自分が納得行く限り向き合って行こうと思いました。

 

これも勉強です。

 

しっかり彼らに伝えたつもりです。

 

『貴方たちに迷惑をかけたのは申し訳ないと思っている。

でも、私は貴方たちの美味しいお料理をお客様に食べてもらおうと接客してきた。

 

ただ、メニューの表記内容が違っていたから、もしかしたら違うものを提供していたかもしれないけど、最終的にはお客様が心地良い時間を過ごしてくれたら、あとはどうとでもカバー出来ると思うし、きっと再来店してくれる。

 

メニューの表記を、貴方たちネパール人と私たち日本人とで同じ理解に出来る様に変えよう、そしてお客様にもっと楽しんでもらおう。

 

どうかな?』

 

 

怒りと悲しみが折り重なった複雑な、大きな大きな気持ち・・・

自分なりに伝えたけど・・・

 

怒りはしっかり表に出され

今は清々しい気持ち。

 

そして正直、まだちょっぴり切ない気持ち。

帰り際のシェフたちの、私を見ない後ろ姿が気になっていますが

 

ここで感情を現さないなのは彼らの文化なのかもしれないし、よく解らないな〜と思いながら『また来週ね!』とお店を後にしました。

 

素直に感じた、私の中の怒りの感情と、何より彼らに対する敬意の気持ちは、しっかりとダイレクトに相手にベクトルを示したので、伝わっていると思います。

 

いや、伝わっていると信じています。

 

 

伝えることは、伝えた。

しかも共通言語を持たない相手に、精一杯の誠意を込めて。

 

人の気持ちって、解らない。

自分の気持ちすら解らないのだから、人の気持ちなんてなおさらです。

 

 

でも。

そんな状況の中でも

私は、

私の価値観の中で信頼できる相手のことは

 

とことん相手を信頼します。

 

この気持ちも通じると信じています。

 

そこに全力を捧げます。

 

それでダメだったら・・・

 

 

仕方ないか。

そんな感じで♡

 

 

でも。

信じているものは信じているんです。

 

貴方にもそんな大切なものがあるはず。

 

貴方が

怒りを感じつつも

信じている相手は、いますか?

 

素直に伝えていますか?

伝えること、大事ですよ。

 

相手を信じて。

想いを伝えてみませんか?

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そんな貴方は、

今日も美しい♡

misako