火曜日は仕事の後、ずっと楽しみにしていた務川慧悟さんとナターリア・ミルステインさんの2台ピアノを聴きに、池袋の東京芸術劇場へ娘と行った。
そして現地では大学時代の親友も。奇遇にも座席も近くて、とても嬉しかった!
私も彼女も大の務川さんファンなので、もちろん楽しみにしていたのだけど、お相手のナターリア・ミルステインさんは、お相手と知ってから多少予習はしたものの、ほとんど彼女の情報を知らず、さらにストラヴィンスキーの三大バレエ組曲が演目で、こちらもオーケストラとピアノという音源は聴いたことがあっても、この壮大な音楽を2台のピアノで、というのはお初。
色々と楽しみであり、不安もちょっぴり。
いよいよ開演♫・・・となりのオヤジがずっと眠りこけており、休憩時間にしか起きないという残念な生き物だったのでとても目障り。こういう人って静かでも目障りだから退場してほしいんだけど、プラネタリウムに寝に来た人みたいな感覚なのだろうか。。
そこは、休憩時間までもあっという間、そして国籍を超えたお二人の息はぴったりで、「私が私が!」みたいな感じは一切なく、そしてまさに二人でオーケストラでは演奏できないはかなさ、繊細さ、そして迫力までもがよどみなく続く。
なんてきれいな音色・・・
ピアノ道にまい進する娘も、ずっと感動!
「火の鳥」
「ペトルーシュカ」
「春の祭典」
3曲とも、どちらかというと激しい曲なのだが、力強い旋律の合間に流れる繊細なメロディーやトレモロが最高に美しい。溜息が出てしまう。
アンコールは務川さんからも「ずっと激しい感じだったので、アンコールでは癒されてください」とナターリアさんが主旋律を担当する「ショパンピアノ協奏曲第1番2楽章~ロマンス」
ロシア系フランス人のナターリアさんは、務川さんをして「控えめなお方で、とても日本になじんでいる」そうで、今回のアンコール曲を決めるにあたり、務川さんがナターリアさんに主旋律を弾いてもらい、僕が伴奏を、という提案を「私だけ目立ってしまうのは…」と当初遠慮されたとか。
しかし、このしっとりとしたショパンのロマンスが、激しいバレエ組曲の後に、ほっこりトークを挟んで、なんと心に染み入ったことよ。
そして、友人をして時の流れを感じたとも。
それもそのはず。彼女と大学のキャンパスで学びを共にしてから30年、そして自分の娘を連れて、親友と大好きなピアニストの生音に酔いしれる時が来るなんて。
臀部の故障から必死に毎日ストレッチやウォーキング、ゆるランをして回復に努める傷心の日々だったが、大いに癒されて、生きる力を頂いたのであった♫
全然違うおまけ話。
冷凍庫の故障から我慢できなくて、買った使っていたものと同じタイプの冷蔵庫。
届いてびっくり
なんと今どきの冷蔵庫はドア面がマグネットタイプでないものが主流なんだとか(デザイン重心でガラス面らしい)
今まで学校の掲示物やラップ類などなんでもくっつけていたのだが、どうしましょ。