私が一つのレースについてこんなに小分けに綴ることはめったにないのだが、それだけこのレースについて記録として残したいからなのか、それとももう出ることはないかなと思っているからなのか。。。

 

いよいよレース編。

カテ4の待機場所からもついにスタートラインに移動して、そこからはあっという間にスタート。陸連登録の有無はあるものの、基本はゼッケンNo=タイム順みたいなものなので、その通りに並ぶ。

仮装なし、そして女子ランナーもランニングにランパンみたいな本気モードのランナー多数。

え?私はこれまでのレースは99%、CW-Xのロングタイツにランパン。上はロンTに別大シャツ。

 

いよいよ号砲。拍手とともに、どこがタイム計測マットなのか慎重に足元を見ながら進むが、意外に小ぶりだった記憶。

ただ、スタート2分前に計測モードにしたガーミンが、結局スタートまでGPSキャッチできず、そのままスタートボタンを押した。東京マラソンなど首都圏高層ビル群でも起きる現象だが、まさか4000人規模でこんなことになるとは意外。。

 

それがのちのち大きな影響となる。

 

そう、まさかの

40キロしか走ってないみたいなびっくり記録えーん

どちらかというと42.4キロみたいに多く記録されることはよくあるが、これはびっくり。

 

それはなんと走りながらの手元のラップタイムも誤作動を起こしまくったのだ。。。

 

自分の今期メインレースとした別大。

制限時間3時間半というのもあるし、周りのランナーもみな速く、自分の体感的にも「これはキロ4分40~45は出てるのでは?」という足さばきで走っていたのに、アラームとともに知らせてくるタイムはずっとずっと5分台。

 

とうとう自分の体感も狂ってしまったのか…

 

しかし、沿道のキロ表示看板を通過するときの時間経過は例えば5キロ通過時点で12時23分くらいなどと、やはり体感と同じくらいなのだ。。

 

 

 

 

 

 

もうこうなったら、沿道のキロ表示看板と自分の時刻しかあてにならない。。そこは誤算だった。

 

レース後数日してランネットから取った記録も参考までに。

30キロくらいまでは、3時間15分ペースで狙っていたし、ずっとあきらめたくなかったんだけど、これを見ると30キロ過ぎたあたりから、徐々にタイムが落ちてるのが歴然。

とにかく、ずっと走り続けたという印象。

多少途中で屈伸している人、救護を受けている人などいたが、他レースと比べたらはるかに少なく、そして皆がペーサーのように、とにかく安定して速い。

 

別府湾特有の横風も今年は珍しくそこまで吹かず、気になったのは道路の傾斜が結構きつかったことくらい。それでもそんなのみんな同じ。とにかく走り続けた。

 

個人的に一番きつかったのは、フィニッシュ地点のジェイリーススタジアムを右に見ながら通り過ぎ、折り返し地点に行くまで。

とにかく全然折り返し地点が見えてこないのだ泣これが初めて走るレースの難点だろうか。湘南国際もゴール地点の大磯ロングビーチを過ぎてから折り返しが長いと聞いていたが、あれは本当に複数名から聞いていたので、予想が出来たが、今回はその情報を入手する時間的余裕がなかったし、周りに別大を走った人もいなかった。

 

あまりに長いので、さすがに私も心が折れてきて、思わず走りながら「あーーーーーー長いなー!!!!!」と吠えてしまったら、並走した男性が「あの先です。あと少しですから頑張りましょう!」と教えてくれた。

これで少し持ち直し。しかしその先も自分的には遠かった。。

 

ついに折り返し地点を過ぎ、あとはゴール目指して一直線。沿道の応援もヒートアップ。本当に力になる。

特に男性だらけの別大は、応援も女性に優しい。「前のおじさん全部抜いてやれーーー!」「女性、頑張って‐‐‐、いい走りだよーーー」みたいな声援を何度も受けて、パワーをもらった。ありがとうございます。

 

ついについにジェイリーススタジアムに帰ってきた。もう持てる力をすべて出して、ラストスパートだ!!!

でも、せめて半周でしょと思って目でフィニッシュゲートを探してもない(あったのかも)。出てくるのは公式タイム計測のSEIKOの時計が数メートルおきにやってくる初めてのパターン。そう、別大はお祭り大会ではなく、明らかに「記録会」なのだとここでも思い知る。

とうとう、ゴールマットらしきものが見えた。自分の最後の力を振り絞り駆け抜けた!!!

 

 

ゴール後、実はここからさらに自分には二度と出たくなくなるような、移動に次ぐ移動をしなければ予定の飛行機に乗れないのだったが、急いで優しそうな人を見つけて記念写真だけは撮っていただくてへぺろ

 

※あまりに急いでいてタオルさかさま!

 

何はともあれ、今期のターゲットレースの別大「42.195キロ」完走!

自己ベストの3時間16分からは6分も遅いけど、その自己ベストを出してから、体調不良、プチ故障、職場環境の変化などさまざまあり、タイムがどんどん落ちていたので、22分台に戻せてきたのは満足している。

 

レースより大変だった帰京編は忘れぬうちに綴りたい。。