![鏡餅](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/099.gif)
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代表の中山めぐみです。
昨年は沢山の会員様に当スタジオをご愛顧頂き、本当にありがとうございました。
これからもグラースは新しい挑戦を怠らず、皆様に喜んで頂けるよう一層励んで参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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さて、いよいよ2016年になりました。
今年は申年、どうやら私は年女のようです。
(24歳と言いたいところだけど36歳)
皆様はどんな年末を過ごされましたか?
私は毎度恒例の車中泊にて、山口~島根~広島の旅に出てきました。
突っ込みどころ満載の車中泊の話はさておき、今日は12月30日に出会った、とある旅館の女将の話をしたいと思います。
その女将というのが、「西の雅 常盤」という旅館の名物女将。
毎晩「女将劇場」と言う余興?ショー?を50年間続けてきた71歳の強烈キャラの持ち主です。
そのとにかく鮮烈な女将劇場の様子は私がここでご紹介するより詳しいサイトがあります。
百聞は一見にしかず。こちらのサイトをご覧下さい。。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160102/03/yoga-ballet-grace/d1/0e/p/t02200146_0498033013529356158.png?caw=800)
http://portal.nifty.com/kiji/130124159264_1.htm
とにかくね、率直に言いますがホント下品なんですよ。笑
私の場合笑い転げるというより、苦笑、そして開いた口が塞がらず。
すり切れた古汚い着物を纏っているかと思えば、雑な水芸でびしょ濡れ、
挙げ句の果てにはそれを脱ぎ網タイツになって日舞を踊るわ、
狂ったように琴をぶっ叩きながら、いや壊しながら奇怪な音を出すわ、
なんか…もう…
車中泊ですので、立ち寄り湯で利用したこの宿。
物珍しさで「女将劇場」の会場に入ったが最後、この余興は1時間半も続き、「なんてこった、こんな年の瀬を迎えるなんて…」とボーゼンとしかけたのですが。
が。
が、なぜか1時間過ぎたあたりから感動すら覚えてきたのです。
この日常の常識が完全に壊れた感。
そして一部の観客のどん引きにも屈しない精神。
もはや明るくやり遂げる鈍感力。
そこには一切の恥も迷いもなく、あるのはただただ目の前の宿泊客に楽しんでもらいたいという想いだけ。
旅館を後にする頃にはすっかり湯冷めして、奇妙な世界に迷い込んだような何とも言いようのない感覚に陥っていたのですが、どうにもこうにも女将が気になる。
数時間経ってもどうしようもなく気になる。
気になってしょうがないのです。笑
そこで調べてみたのですが、なんとこの女将、日舞は4歳から学び、琴は師範の腕前とか。
20歳で雨漏りがする古い旅館を引き継ぎ、琴の演奏や日本舞踊を披露するなどで、見合い結婚した夫と懸命に立て直したそう。
ところが、軌道に乗った時にバブル経済が崩壊して不景気のどん底に。
これが転機になったそうです。
そこで女将の名言がコレ。
「暗い世の中、今までの芸を真面目にやっていてはダメ。暗い世の中だからこそ徹底的に明るく、面白くしなければ。何かを壊せば何かが起こる。あの時に変わってよかったと思う」
…変わり過ぎだよ、おばさん…
しかし、これこそまさにスクラップ&ビルド
壊さなければ何も新しいものは生まれないのです。
しかも徹底的に。
2015年の年の瀬に、目の前でリアルに体現された名言に出会い、私自身なにかドカンと衝撃を得ました。
私のこれまでしてきたことの数々のなんと中途半端なことか。
新しい挑戦をしたいのなら、今あるものを壊さなければならないのです。
さて、このブログを見るスタッフ達は
「めい先生…なにをする気なんだろう…」
と、怯えることでしょう。
ふふふ。
さぁ、皆様は2016年、挑戦したいことはありますか?
その挑戦にめげそうになった時、一緒に一旦バカになってみましょうか。
その姿が他人を励まし、勇気を与え、その勇気がいつか自分に返ってくると思います。
あの女将を見て、なんだか今年はなんでもできそうな気分になってきた2016年の幕開け。
グラースは今年もヨガとバレエを通して皆様を照らし続けたいと思います。
Let's TRY TRY TRY!
皆様にとって素敵な1年になりますように!
代表 中山めぐみ