1歳、2歳、3歳…のお子様を持つママはそろそろ我が子に何か習い事をさせ始めようかと考えていらっしゃる方も多いかと思います。
今日はそんなママにちょっと興味深いお話をしたいと思います
レディネスってご存知ですか?
この言葉は、ある課題を学習するのにそれを効率的に進めるのに適した発達段階があることを意味しています。
例えば、三輪車をこぐレディネスはおおよそ2歳半頃。
やっと歩き始めた1歳の子どもを三輪車に乗せてもこげないですよね
つまり、一般的には2歳半ごろが三輪車をこぎ始めるのに必要な心身の能力の準備が整っている段階だということです。
(しかし、子どもの成熟度合いは一概に年齢では決定できないので、この概念には賛否両論あります)
なので三輪車を買ってあげるのは2歳半ごろがオススメです
一方、この三輪車の例のようにいつ頃からできるということと、いつ頃から始めた方がよいということは多少意味が違ってきます。
主に、スポーツや芸能的なものに関しては、いつ頃から始めるかによってその子の未来を大きく左右します。
例えば絶対音感の形成は7歳を過ぎると難しいといわれています。
また、クラシックバレエも幼児期を過ぎると将来プロになれることはほぼありません。
英語の特殊な発音(rとl、eとoとaなど)も子ども時代を過ぎて学習するのは極めて困難とされています。
ピアノはお子さんが落ち着いて大人の話を聞けるようになる歳~6歳までに習わせましょう
英語は必ず12~14歳までに
(これは思春期辺りで脳機能が右脳・左脳に分かれてしまうからです)
しかし何でも早ければいいというわけではないんです
クラシックバレエに関して言えば、3歳から始める子も多いですが、それは早いかもしれません。
まだ体の骨組みや筋肉のつき、基礎作りが不十分な段階だからです。
変なクセがついたり、間違った体の使い方を覚えてしまうこともあります。
始めるのは5歳や6歳からで十分です
もしくは、3歳からの体の基礎作りをちゃんとしてくれる先生の所へ。
その他の分野においても然り。
必ずしも早期才能教育=超一流への近道とは言えないようです。
ある能力を飛躍的に伸ばすのには最も適した「決定的」な時期が存在します。
その時期の学習体験が一生の行動をほぼ決定してしまうような時期だそうです。
これは臨界期と呼ばれています。
余談ですが、人間の基本的信頼感の形成の臨界期は生後6カ月から18カ月と言われています。
この時期のお母さんの赤ちゃんに対する愛情がたっぷりであればあるほど、その子は将来他人との信頼関係を難なく築けるそうです。
「三つ子の魂百まで」とはよく言ったものですね~
この臨界期、絶対に逃したくないですね(笑)
さて、ここからは私の自論です。
私は2歳~5歳はもっと体の基礎作りが必要だと思います。
先日あるバレリーナと話していて、学ばせてもらい、強くそう感じました。
しかも幅広い分野のムーブメントを組み合わせて。
そしてその子の骨格や体の特徴、個性にも配慮しながら。。。
それに加えて、音感、バランス感覚、手先の運動、柔軟性、協調性、独創性(イマジネーション)、表現力、俊敏性、持久力…
ありとあらゆるものを伸ばすためにこの時期に手を施せすことはとっても重要だと思います。
そうすることで、将来ダンサーだけでなく、サーファーだって画家だって、作家だってサッカー選手だって、なんだってなれるような能力の土台ができると確信しています
幼児の発達には絶対的な個人差が必ずあります。
重要なのは、その子その子にあった方法と内容で進めていくこと。
今は全然できなくても、確実な方法でやればその先に咲く花はとても大きい
幼児の可能性は無限大で神秘的
思い描くような幼児向けのレッスンをするためにも、私ももっともっと勉強を重ねていかなければいけません
私事ですが先日、幼児体育指導者の資格を取得しました
実技の中には体操系だけでなく、跳び箱などもあって。
実は跳び箱や鉄棒が大の苦手だった私
かなりの苦手意識で臨んだのですが、いざ始めてみるとビックリ。
練習したら簡単にできました
きっと幼少期の学習の仕方が私には合ってなかったんだろうな…
先生と指導法って本当に重要だと実感しました。
この幼児体育指導者になるために努力したこと、学んだこと、今までの私の分野には決してなかったものであり、とても実りあるものになりました。
今ならNHKの歌のお姉さんになれそうです(笑)
今週は東京のとあるスタジオを訪れてきます。
教えて学んで、学んで教えて、出会うヒトとモノに沢山学ばせてもらおうと思います!
1歳半の娘と二人でぶらり東京、行ってきます
大丈夫かな…