この記事では、志方あきこさんのメジャーアルバム『白夢の繭～Ricordando il passato～』の様々な情報を、“志方さんデビュー向けアルバム”という観点から勝手にご紹介しています。アルバムに関する情報や2023年1月現在での販売状況、私の感想を交えた収録曲解説などをまとめさせていただいています。
❖記事をご覧になったタイミングによっては、アルバム情報等に差異が生じることがあります。
❖アルバムに対するオススメ理由、楽曲紹介はあくまで私個人の意見、感想の域を出ません。
❖楽曲紹介順はリリース順に並んでいます。
❖楽曲紹介文はTwitterにおける1ツイート分(140字以内)でまとめています。
❖ここではなるべく楽曲ありきの紹介をさせていただきます。
❖志方さん御本人も含め、作編曲者・作詞者(敬称略)を掲載しています。
❖楽曲によっては別記事と内容が被っていることがあります。
以上の点をご理解いただけますと幸いです。また、情報に関しては確認に確認を重ねておりますが、万が一誤りを発見しましたらコメント欄にてお知らせ頂けますと幸いです。気付き次第、早急に訂正させていただきます。
アルバム情報
❖アルバム名：白夢の繭～Ricordando il passato～(ビャクムノマユ リコルダンド イル パッサート)
❖リリース日：2011年6月8日
❖レーベル：フロンティアワークス
❖CD販売価格：1500円(税抜)
❖DL販売価格：1250円(税込)
❖収録曲数：全5曲
→副題は“過去を振り返りながら”という意味のイタリア語。「森」をテーマに掲げたコンセプト・マキシシングルです。収録曲の1～3曲目までは、その中でも共通の世界観で語られる物語音楽になっています。強いストーリー性を持つ楽曲が集められた、手軽かつ満足度の高い一枚です。
現在の販売状況(※2023年1月現在)
❖公式WebShop：不明(※現在、販売カテゴリが「予約」のみになっています。)
❖アニメイトオンライン：販売終了
❖Amazon：販売終了(中古品有)
❖Amazon Music：販売中
❖iTunes：販売中 ♪試聴はコチラのページから可能です(レコチョク)。
→恐らくですが、公式からのCD販売はほぼ終了しているものと思われます。各種販売サイトで中古品の出品が確認できるので、どうしてもディスクで欲しい！という方は中古品を探してみてください。MP3等のDL販売は継続されていることが確認できています。
志方さんデビューにオススメなポイント
このアルバムを志方さんデビューにオススメしたい個人的理由は以下の通りです。
❖収録曲数がコンパクトで価格も比較的低額、気軽に購入しやすい
❖収録曲数5曲ながら、「志方さんと言えば！」な要素がバランス良くしっかり入っている
❖各種配信サイトでも収録曲すべてまとめて配信販売されている
アルバムの販売価格が比較的低額なのは、収録曲数がコンパクトな“ミニアルバム”だからなので言わずもがなですが、注目すべきは「この収録曲数で志方さん楽曲に多くある要素を手軽に楽しむことができる」という点です。
後にもちょっとした楽曲紹介をまとめていますが、このアルバムに収録されている5曲だけで「全造語歌詞の楽曲」「華やかでファンタジーな民族調の楽曲」「演奏とコーラスの調和が美しい楽曲」「志方さん楽曲の中でも特に知名度の高い楽曲」「志方さん楽曲にはお馴染みのイタリア語歌詞の楽曲」と、これだけの要素を楽しむことができます。価格も楽曲数もコンパクトで、「志方さんと言えば！」な要素もコンパクトに楽しむことができるのがこの『白夢の繭～Ricordando il passato』です。志方さんデビュー向けアルバムは他にも2枚程ご紹介させていただいているのですが、総合的に一番いいのではないかな、とも思っています。
また、私はいつもiTunesを利用しているのでその基準のお話になってしまうのですが、このアルバムは配信販売でも楽曲が全て揃っています。配信販売されている志方さんのアルバムには、CDと比べて収録曲が欠けていることがしばしばあるので、DL購入してから違和感に気付く…なんてことがあります。というか、私が経験者です(笑)
なので、「CDだと不都合なのでDL購入したい」とお考えの方も、気兼ねなく手を伸ばせるのではないでしょうか。
収録曲一覧・ちょこっと楽曲紹介
Pitalacta ～陽月の舞～
作曲・作詞：志方あきこ
曲名は「ピタラクタ」と読みます。次の楽曲に登場する、とある神秘の花へと集う精霊の名前です。歌詞は全て造語、和訳は明らかにされていません。神秘的かつ明快な音色と、低音高音と色彩鮮やかな志方さんの歌声が、独特な物語世界を紡ぎ出します。間奏に差し込まれる力強いギターの音色が隠し味。
作曲：志方あきこ 作詞：磯谷佳江
一年に一度だけの夜に咲く、神秘の花の物語。日本語歌詞で耳馴染みよく味わいやすく、祝福に満ち溢れたラスサビの多重コーラスは聴いているだけで舞い踊りたくなります。思わず浮き足立つような盛り上がりが楽しく、オリエンタルな雰囲気を纏う民族調の演奏と、笛の音が爽やかな心地よい楽曲です。
作曲：志方あきこ 作詞：波乃渉
神秘の花が咲く世界を雅に優美に語る楽曲。穏やかで優しい楽曲展開、合唱曲のようなハーモニーの重なり合いが耳と心に沁みわたります。そしてこの楽曲で特筆すべきは歌詞の美しさ。日本語歌詞で耳馴染みが良く、独自の言葉の響きや音の響きが洗練された、少し古風な言い回しが神秘性を底上げします。
作編曲：志方あきこ 作詞：磯谷佳江
「テイルズ オブ シンフォニア」の楽曲で、志方さん楽曲の中でも特に知名度が高い楽曲の一つです。逆再生ギミックがある事でも有名ですね。力強く立ちはだかる向かい風を思わせる演奏が叩きつけ、一方で比較的フラットな表現で歌い上げる志方さんの歌声が、容赦ない運命の残酷さを描きます。
作曲・作詞：志方あきこ
副題の読みは「リコルダンド・イル・パッサート」、イタリア語で“過去を振り返りながら”という意味。志方さんが数々担当されている、「うみねこのなく頃に」の楽曲です。切ない歌詞、甘美で儚い志方さんの歌声、穏やかで温かな演奏。この楽曲だけでも、一度聴けば心がぎゅっと締め付けられます。
いかかでしたか？以上、私的・志方さんデビュー向けアルバム『白夢の繭～Ricordando il passato～』紹介でした。
烏滸がましい事は承知ですが、この記事をきっかけにアルバムを手に取られる方、志方さんの楽曲に魅了される方、志方さんをもっと好きになる方が増えたらいいなと願いつつ、結びとさせていただきます。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました！