2日目のセインツは指名順を4つだけアップし、2巡41位でCBクールエイド・マッキンストリー(アラバマ大)を指名しました。トレードアップの対価は2巡45位、5巡b168位、6巡a190位で、たっぷりある下位指名権を有効に使ったと思えばそれ自体は問題ないです。

指名を読み上げたのはテイサムヒル。もう最近は現役の選手ばかり出てきますね。知名度だけは抜群なので良い人選だったと思います。


クールエイドは世代No.1評価でアラバマ大へ進学し2年間先発アウトサイドとして出場し続けました。スムーズな動きと堅実なタックルが持ち味。カレッジではプレスカバレッジを求められることが多く、セインツのマンカバースキームにうまくフィットするでしょう。コンバインで熱心に面談し、デニス・アレンHCとDCジョー・ウッズが高く評価したようです。1巡評価の選手でしたが、コンバインを足のケガでスキップしたのが懸念されたのか若干スリップし、セインツとしては36位あたりからトレードアップの交渉を本格化させたようです。決して2巡開始早々にWRとDTが売れまくったからではないんです、たぶん。

CBはマーション・ラティモア、ポールセン・アディーボ、アロンタエ・テーラーと先発が充実している一方、デプスが薄いという意味でニーズではありました。が、バリバリの先発争いしてくる感じの選手を指名しました。アレンはニッケルCBもできると見ているようで、開幕からいきなり出番があるかもしれません。その場合はラティモアのトレード放出も現実味が帯びてきます。対価次第ですけどね。


それにしても、DTに大穴が空いたままなの、どうするのかね。ドラフトはニーズを埋めるためのものではない。わかってるんだけど、でもさー、どんなにバックスを強化してもラインが弱かったら意味無いんだよ、特にディフェンスは、って思うんですよねー。