スーパーボウル観戦会に参加された皆様、おつかれさまでした。特に主催していただいたあいさん、ありがとうございました。初めてお会いしたジミーさんも、セインツの話を色々できて楽しかったです。また、久しぶりにお会いしお声かけいただいた方々もありがとうございました、とても嬉しかったです。応援とブログ執筆の励みになります。


試合の感想としては、ディフェンスの引き締まった素晴らしい試合だったと思います。最後に試合を決めたのは、マホームズの圧倒的な力強さと、ディフェンス側のブリッツの使い方だったかなと。出ないとわかっててもくり返し真ん中のランを使い続けることが、その後のパスやQBキープにつながるという話も聞き、なるほどなあとも思いました。お互いゲームプランをあえて変えず、いつか突き破るチャンスを待つというのも大事なんですね。これも両者ともディフェンスが強く拮抗した試合ができるからこそというのもあるかもしれません。ブリッツについては、ナイナーズ側はすべからく止められ裏をしっかり狙われたのに対し、チーフスのものは勝負どころでノーガードで素早くプレッシャーを掛けることに成功しことごとく決まったのが効きました。スパグニョロはブリッツの使い方が実にうまい。セインツでDCしてた時よりもだいぶ進化してますね。

マホームズがいる限りしばらくはチーフスの王朝が続きそうです。彼にお金がかかる分、ドラフトを地味に当て続けているところも見逃せません。大きく当たるよりもコンスタントにスターターを揃えていく。このあたりはキャップが常に苦しいセインツも参考になろうかと思うものの、最近のセインツは下位やUDFAはともかく、上位が悲惨だからなあ・・。


セインツの新OCとなるクリント・キュービアックがパスゲームコーディネーターということで、ナイナーズのパスオフェンスに注目しました。基本的にはランが出ないとパスも出ないという感じで、なかなかに厳しいものを感じました。昨年のセインツはランが底辺を彷徨っててもパスだけで何とか組み立てるというのができてた試合もありましたから、その点では一歩後退という感もあります。あと、モーションはともかく、プレーアクションはあまり無く、むしろノーバックも結構あり、オーソドックスなオフェンスだったなという印象です。これらの点は相手のディフェンスがパスに特化しかなり強いというのも要因としてあったのかもしれません。


オフェンスのコーチはQB、OLがともにクリント・キュービアックと縁故のある人物を採用するようです。変わらないのはTEコーチだけで、あとはOLアシスタントのジャーリ・エバンスが残ってくれるかどうか。エバンスは殿堂入りを逃しましたね。狭き門です。ブリーズの方が先になるかもしれませんね。