APオールプロの発表がありました。セインツからはPRとしてラシッド・シャヒードが1stチーム、LBデマリオ・デービスが2ndチームに選出されました。シャヒードはTDこそ無いものの、フェアキャッチしなければ必ずある程度はリターンできるのが強いですね。デービスはDLがもっとしっかりしてれば・・という歯がゆい1年でしたがそれなりに認められて良かった。


そして、2023シーズンを終えたセインツは早速コーチ人事の刷新に動きました。

OCピート・カーマイケルとWRコーチのコーディ・バーンズ、シニアオフェンシブアシスタントのボブ・ビックネルを解任。RBコーチのジョエル・トーマスもジャイアンツの同職へと去りました(昇格じゃないためブロック可能だったけど引き留めなかったということです)。

カーマイケルは2006年のショーン・ペイトン政権発足時からのコーチングメンバーで、最初はQBコーチ、2009年からはOCを務めました。15年という昨今のNFLのコーディネーターとしては異例の長さでしたが、保守的で工夫の少ないコンサバなプレーコールに嫌気のさしていたファンは多く、やっと解任されたかという思いです。が、個人的には、シーズン終盤にQBデレク・カーとレシーバー陣のタイミングが合ってくるとオフェンスが機能するのを見て、またシステムをいちから作り上げる苦労も考慮すると、カーマイケルもう1年続投もアリかなと考え始めていました。若干の驚きもあります。

バーンズの解任も意外ですね。シャヒードやATペリーなど、期待値の低かった選手を戦力として引き上げた功績があると思うのですが・・。トーマスについては特に言うことはありません。個人的にはOLコーチが微妙なんですけども。


カーマイケルの後任候補としては、まず何度もコンタクトを取っているジョン・グルーデンの名前が挙がります。レイダース時代にカーと組んでいたこともあり、現実味はありますね。ただねえ、あまりピンときませんよねー。次に出てくるのはQBコーチのロナルド・カリーを昇格させるパターン。界隈では地味に評判が聞こえてくるし、カーとも1年の経験がありますし、試す価値はあります。セインツでアシスタントしてたジョー・ブレイディの名前もあります。ビルズのOCは臨時職のようですが正式採用になれば引き抜けなくなります。ナイナーズ、ドルフィンズ、テキサンズあたりのQBコーチ(要はシャナハン系の若手)を引き抜くのもアリ。


ディフェンスのコーチはいまのところ変更なしですね。このまま継続するのか、オフェンスとは別に決定するのか。DCとDLコーチを変えたいところですが1年目だったし今回は様子見かな。HCが変わるファルコンズのDCライアン・ニールセンを呼び戻してほしいんですけどね。