NFL 2023シーズン第18週のセインツはスーパードームでアトランタ・ファルコンズ(NFC南、7勝9敗)を迎え撃ちました。

カマラが欠場し、DEペイトン・ターナーがIRから戻ってきました。相手は1度ベンチに下げられたデズモンド・リダーが先発QBに復活です(ハイニキがケガしたからなんだけど)。


最終スコア

ファルコンズ 17  -  セインツ 48


オープニングドライブがパントで終わり相手に2連続TDを許した時はこれはダメだと思いましたが、その後はずっとこちらのペースで試合が進みました。コルツ戦以来の快勝です。


特にオフェンスは今季1番の出来でした。特殊なことはしてないと思いますが、ランが出てプレーアクションしたり、ゾーンのシームを攻略したり、カーとレシーバー陣がギリギリのボールをうまく通しました。シーズンも終わりになってようやく息が合ってきた、ってもう遅いわよ!久しぶりに出場した新人RBミラーは良い感じのカットバックでなかなか綺麗に空かないレーンでも頑張ってゲインしてました。過去出場時はスクリーン等のパスプレーでピンポイントのインパクトを残していましたが、本来のランでも出来るところを見せてくれたかなと。新人WR ATペリーは今回もサイズを生かしたレシーブがいくつかあり、トーマス亡き後のWRトリオの一角を担ってくれるかもと期待できる内容でした。


ディフェンスはザルカバーで一発やられてTDまで持って行かれる最初2回のシリーズを除けばパーフェクトな出来だったと思います。今回は早めにしっかりアジャストできました。前回の対戦でまったく止められなかったRBビジャン・ロビンソンのランをほぼほぼ抑え込めたのがデカい。この2試合で急にランディフェンスが良くなったのは何なんでしょうね。その代わりパスラッシュは全然だったけど。よくこんなんでカバーしきれたなと思うわけですが、まあリダーのパスもムラが凄かったですしね。


最後のビクトリーフォーメーションからの死体蹴りTDは批判されてしかるべきで、そりゃ相手HCアーサー・スミスも握手せずに捨て台詞はいて帰って行くわ。デニス・アレンとしてはニーダウンするつもりだったようですが、ジャマール・ウィリアムズに今季初のTDをさせてあげたいという選手らの要望によりゴーしたんだとか言い訳してました。まあね、昨季リーグ最多の17TDをあげた選手が移籍先でゼロにまで落ちるんだから気持ちはわかるんだけど、変な禍根を残さんでほしい。


9勝8敗と勝ち越しました。しかしバッカニアーズもパンサーズを下し地区優勝を持って行かれました。第7シードの可能性も残りましたが、パッカーズとシーホークスがどちらも勝ち、結局パッカーズが最後の1枠に収まりました。まあ、そんなもんでしょう。NFC北に負け越したのが痛かったですね。

NFC南2位。ドラフトは14位です。勝ち越したのにBクラスなのウケる。2024シーズンの対戦相手は、ホームがイーグルス、コマンダーズ、ラムズ、ブロンコス、レイダース、ブラウンズ、アウェイがカウボーイズ、ジャイアンツ、パッカーズ、チーフス、チャージャーズです。今年と比べるとだいぶ厳しいスケジュールになりますね。