ほぼほぼ引退状態だったジョーフラッコの方がカーよりよっぽどQBとしての実力が高く見えるのは、アマリクーパーやヌジョークの存在抜きにしても感じるところではあり、なんだか切なくなってきたわよ。

というのはさておき、元Gジャーリエバンスが殿堂入り候補のファイナリストまで残りました。ライバルが錚々たるメンバーですが、OLは少ないので希望はあります。1年目の昨年はセミファイナルどまりだったのでこれだけでも前進です。

プロボウルの発表もありました。セインツからはKRとしてシャヒードが選出されました。全滅を免れただけ良しとしよう・・。デマリオデービスあたりは選ばれても良かったと思うのですが、いまさらボビーワグナーに負けるとは思わなかったわよ。まあでも、今年はDLが弱いせいもあってインパクト薄いですし仕方ないですかね。


ギリギリになりましたが、NFL 2023シーズン第17週のセインツは敵地でのタンパベイ・バッカニアーズ(NFC南、8勝7敗)戦でした。

ラティモア、メイ、トーマスといったIR組以外だと、ラムチェックがまたもや欠場しました。


最終スコア

セインツ 23  -  バッカニアーズ 13


前半は攻守とも完璧な出来、後半はかなり危なかったところを相手のミスでなんとか凌げた試合でした。ショートバイを生かし相手より長めの準備期間を得られれば何とか十分な対策を施せるというのが確認できた一方、後半の相手のアジャストにはまっまく対応策を見出せず苦労しました。


前半のオフェンスはジュワンとカマラのランでサクサク進めたのが良かったですね。特別なことをしているようには見えませんでしたが、デビンホワイトとラボンタデービットを寄せ付けない策を講じていたのかな。後半は相手のアジャストとカマラの離脱で一気に苦しくなり、フィールドポジションが良いのに追加点をなかなか得られずといういつものダメオフェンスに戻ってました。ビタベアで封じられる真ん中のランを執拗に使ってはゲインできないをくり返してたのが理解できませんでしたが。この数試合、カーとジュワンの相性が良くなってるのが顕著に見受けられ、ようやくといったところですね、遅いけどね。個人的にはラムチェックの代わりランドンヤングもそこそこうまくやってたなあと思ってて、残り2試合も見てみたかったのですが、途中離脱してしまい残念です。


ディフェンスは前半、弱点のはずのランをきっちり抑えて相手の攻撃の選択肢を削ぎ、カバレッジとプレッシャーのバランスも良く、パーフェクトな出来でした。しかし、後半はダメ。まずランがサクサク出されるようになります。しかし絶妙なタイミングでファンブルを誘発しリカバーに成功。この後、相手はランをほぼ捨ててきました。次にパスカバーですが、やはりラティモア抜きでマイクエバンスを封じきれるのは限界があり、さらにクリスゴドウィンもいるわけで、まあ前半よく頑張ったわよ。4Qになって一発で大きく進まれるのはさすがに勘弁してもらいたかったですが、相手のファンブルで助かりました。このミス無かったら4Q20点差を追い付かれるという情け無い展開になるところでした。


内容は前半完璧、後半どいひーと何とも言えないものでしたが、勝ちは勝ち。そう簡単に地区優勝を許すわけにはいかないわよってなわけで、一矢報いることができたかなと思います。

この後はじまる最終戦はカマラ抜きでファルコンズと戦うことになります。バッカニアーズがパンサーズに負けるとも思えませんが、万が一もあります。それに、ワイルドカードの道もゼロではないらしく。それはともかくとしても、とにかくファルコンズには勝ちたいですね。たとえドラフト順位が下がるだけだったとしても。