NFL 2020シーズン第6週のセインツはBYE(お休み)でした。

その間の主力選手のケガの回復を期待していたのですが、WRマイケル・トーマス(#13)は未だ出場できず、加えてWRエマニュエル・サンダース(#17)が新型コロナ・ウイルスに罹患してしまいリザーブ・リスト入りとなりました。CBジャノリス・ジェンキンス(#20)は復帰です。これは朗報。

 

第7週は地区ライバルのカロライナ・パンサーズ(3勝3敗)とホームで今季1度目の対戦でした。

 

最終スコア

パンサーズ 24  -  セインツ 27

 

辛勝でした。でも、良い試合だったと思います。この接戦を制したのは大きいです。

オフェンスは時間を掛けて何度も3rdダウン・コンバージョンを成功させながらドライブを継続し、なんと全ドライブで得点圏内に入りました(すなわちパントがゼロ)。得点を逃した唯一の機会がQBドリュー・ブリーズ(#9)の被サック&ファンブル・ロストでした。LTテロン・アームステッド(#72)が序盤にケガで離脱し、代わったジェームズ・ハースト(#74)が全然ダメで、一気に外を抜かれてブリーズの背後にラッシュが掛かりました。まあ、これは仕方ない。ハーストは他にもフォルス・スタートやブロック・ミスで足を引っ張りTDの機会を失うこともありました。アームステッドが即復帰してくれないとヤバいですわ。

トーマス&サンダースを欠く中、めっちゃ活躍したのがトレクアン・スミス(#10)・・ではなく、UDFAのマーキス・キャラウェイ(#12)。先週ディオンテ・ハリス(#11)の代わりにリターンして良い感じだった彼です。これは数年に1度掘り出すランス・ムーアやウィリー・スニード(現レイブンズ)系の人かもしれんですよ。終盤ケガしちゃったのがかなり心配ではありますが・・。RBアルビン・カマラ(#41)は絶好調ですね。1巡RGシーザー・ルイーズ(#51)も当たりの匂いがプンプンします。ハリスもキャリア初TDレシーブを含む重要なキャッチがいくつかありました。トレクアンは反則でTD取り消されてるんじゃねーよ。ブリーズは両WR不在で開き直ったのが良かったんでしょうね。それと、この試合は久しぶりに準備の入念さを感がありました(BYE明けなんだから当然だけど)。カマラの外側ランと見せかけてのブリーズへのバック・パスからのトレクアンへのフォアード・パス(これもフリーフリッカーの一種かね?)という、スペシャル・プレーもありました。これは本当はTDしなくちゃいけないプレーだったと思うのですが、相手Sトレ・ボストンがよく反応しました。ここでTDまで行けないあたりがトレクアンよね。

 

ディフェンスは最後のプレー(3rdダウンでサック決めてFG圏外へ追い出した)だけ頑張りましたが基本的にダメですわ。ここまでの喪失距離が8位で好成績という紹介があり驚愕したのですが、よくよく考えてみれば反則による喪失(たぶん半分ぐらいこれが原因)が計上されていないからで、実態は最低レベルです。

WR D.J.ムーアへの一発TDパスはSマーカス・ウィリアムズ(#43)の判断ミス、というよりもウィリアムズが外側へ寄ると相手に読まれてしまいましたね。DCデニス・アレンの良さが今年は感じられません。もう第7週なので、対戦相手の資料は出揃っていると思うのですが・・。

DLはプレッシャーはそこそこ掛かりますが、相手QBテディ・ブリッジウォーターがうまいこと逃げるんですよね。いやー、良いQBですわー。代償が補填3巡じゃ全然足らないわよ。相手OCのジョー・ブレイディは2年前までセインツにアシスタントとして所属。昨年LSUのOCに就任しQBジョー・バロー(今年の全体1位指名で現ベンガルズ)を大ブレイクさせ全米制覇まで持って行った鬼才です。2人のコンビネーションがかなり良いですね。逃した魚が大きすぎます。

それにしてもDEキャメロン・ジョーダン(#94)の存在感の無さがシャレになってないです。いったいどうしちゃったのでしょうか。オフの手術が原因という話もありますが、そんなの毎年のことですしね。

 

スペシャルチームは安定してます。Kウィル・ラッツ(#3)は今季FGもXPもノーミスです。年々良くなってる・・。

 

BYE明けのホームでの地区ライバル対決という絶対に負けられない試合を勝てたのは大変素晴らしいです。なんだかホッとしました。次週は今季好調なベアーズとのアウェイ戦です。シカゴって、もう寒いですよね。シビアな試合になります。