ということで、スキンもバファリスにしてみました。持ち歩いている中にはバファリンは無いんですけどね・・・(笑)
今回も、商蔵奉行の機能についてご紹介。
仕入の日付についてです。
仕入伝票入力時、仕入の日付って何を入れますか?以下のような日付が候補になると思います。
①仕入先から来る納品書の伝票日付
②実入庫日(伝票到達日)
①の納品書の伝票日付は結構多いと思います。
これに従えば、仕入の支払明細書を作成したときにその日付が仕入先から来る請求書に一致するので、同じ伝票が集計でき、請求書どおりに払ってよいかどうかのチェックがしやすくなります。
しかし、実際に入庫した日付で入力しないため、在庫増減が正しくありません。伝票日付と入庫日の間で月をまたぐ場合にはシステムの月末在庫は実在庫と一致しないという弊害が発生します。
これに対し、②実入庫日で登録する場合、①と全く逆のメリット・デメリットがあります。
実入庫に従って登録するため、当然のことながら在庫増減の動きに一致しており、在庫の不一致は発生しません。しかし、仕入先から来る請求書との突合は非常にしにくくなります。
これは直送のような場合に、実際のものの動きと伝票の動きに大きなタイムラグがあり、取り扱いに注意が必要です。直送の場合には在庫増減は(仕入と売上を同じ日付で処理すれば)問題になりませんが、仕入先の納品から納品書の到達までに時間がかかるため、運用に注意が必要です。
![依田会計IT室長によるOBC奉行活用術-直送の流れ](https://stat.ameba.jp/user_images/20090621/09/yoda-bugyo/98/4d/p/t02200159_0363026310200334997.png?caw=800)
【図.直送の流れ】
では、商蔵奉行では? → 日付が2つあります!
百聞は一見にしかず。伝票画面を見てみましょう。
![依田会計IT室長によるOBC奉行活用術-OBC商蔵奉行仕入伝票](https://stat.ameba.jp/user_images/20090621/09/yoda-bugyo/08/b7/p/t02200098_0564025110200340189.png?caw=800)
仕入日付は、当社の管理上の日付ですので、仕入の集計や在庫の管理はこの日付がもとになります。
また、精算日付は支払明細の集計に利用されます。
つまり、納品書が届いたら、届いた日を仕入日付とし、納品書の伝票日付を精算日付とします。
そうすることによって、在庫も正しくなるし、請求書のチェックもしやすくなります。
他社のシステムは、どうなのでしょうか?同じようなもんなのか。
あまり詳しくはないのですが、いくつか見たところでは請求を翌月に回すという機能を持っているシステムは多いようですが、日付の指定を柔軟に出来るところはそれほど多くないように思います。
システム導入を検討されている方は、そういう視点で販売管理システムを検討してみてください。