8月の満月は前月同様、水瓶座で発生します。
水瓶座は日本始原図のASCサインですので、トランジット図も丁寧に読んでみようと思います。
水瓶座満月図/2021.08.22 21:01 頃
7月の満月とサインは同じだが配置は対照的
◆太陽の影響範囲が限定される
前回の満月は水瓶座1°でした。そして今回は水瓶座29°、同じサインでの満月となります。ただし、太陽は前回Mc付近10ハウスに在室しカルミネートしていましたが、今回は5ハウス、地平線の下へ隠れています。獅子座29°にはレグルスがあり、コンジャンクションしている太陽のディグニティは高いのですが、在室ハウスから考慮すると影響範囲は限定的と考えられそうです。
◆月と木星のコンジャンクションと太陽
月が在室する11ハウスは地方自治体/政党などを表しますので、時期的な事を加味すると自民党総裁選や各知事のコロナ対応に関心が集まると読み取れます。ただし太陽がオポジションですので、注がれる視線はかなり厳しいものとなりそうです。太陽が在室している5ハウスは隠し事の露見を表し、結果をもたらす木星がオポジションを形成していますので、政権がらみのスキャンダルがあるかもしれません。これに関しては、連日のニュースを見ているともはや驚きもしない感じもあるのですが、月が木星とコンジャンクションを形成しています。木星は幸運の星ですが、逆行中ですので「モラルの欠如」のほかに「大袈裟な反応」と読みとる事もできます。
そう考えると、スキャンダルが発覚した場合、思いのほか大ごとになってしまうのかもしれません。
日本始原図のAsc/Dscとコンジャンクション、Tスクエア
◆ストレスを感じやすい時期
始原図のトランジット図として読むと、月はAsc太陽はDscとオーブ2°でコンジャンクションする形になります。日本の始原図では月も水瓶座27°ですから、水瓶座月の性質が強調されます。水瓶座の月は博愛精神が強い性質なのですが、その分ストレスを内側に貯めやすく、さらに1ハウス在室中は少々不安定になりがちです。コンジャンクションしている木星は12ハウスに在室となり、悩みを深刻に捉えてしまいがちです。人によっては精神的にかなりしんどさを感じてしまうかもしれません。
◆政府は外交に積極的
太陽は7ハウスへ在室、政府の意識は国外に向いていることを意味します。イベント図では5ハウスでしたので、主にパラリンピックの事だろうと思いました。オリンピックの時もそうでしたが、この時期の大規模イベントは多くの国民にとってかなりのストレスになっているようです。
◆9ハウス蠍座金星が感じる葛藤
始原図では9ハウスに蠍座金星がに在室していてAsc/DscとTスクエアを形成しています。今回の満月はこのTスクエアも強調される事になります。9ハウスの金星は海外文化が好きだったり、道徳的、博愛精神に基づいた理想的な愛情を求める性質があるのですが、Tスクエアではこの性質がうまく発揮できず葛藤している状態を表します。もともと「日本のムード」として持ち合わせている面ではあるのですが、この満月ではその葛藤が際立って表面化されるのかもしれません。乗り越える鍵としては蠍座の性質である「他人を通じて自身を変容させていく」事となります。
風のグランドトラインと土星のハーフリターンが作るカイト
◆余計なものを削ぎ落としながら課題に取り組む
水瓶座土星/天秤座金星/双子座ドラゴンヘッドが風のグランドトラインを形成します。満月図では土星10ハウス/金星6ハウス/ドラゴンヘッド2ハウスへ、それぞれ在室しており政府による人流抑制策と経済活動のバランスの取り方がテーマと読めます。水瓶座土星は逆行中、風のグランドトラインは視点の新さや想像力を強化しますので、これまでの対策から見直しが図られるかもしれません。金星はドミサイルでディグニティも悪くありません。そして何よりグランドトラインですので、6ハウスの癒し=感染者数の減少につながる事を期待します。
◆トランジット図では他の課題も暗示
日本始原図と合わせてみると頂点は、土星12ハウス/金星7ハウス/ドラゴンヘッド3ハウス(5°前ルールで4ハウス)となります。また、土星は土星とオポジションでハーフリターン、ドラゴンヘッドは同じくドラゴンヘッドとコンジャンクション、金星は海王星とコンジャンクションとなりカイトを形成します。
7ハウスの海王星は「アテにならない隣人」を表し無理難題を押し付けられたり、押し付けたりと外交の不安定さを表します。天秤座の金星/海王星のコンジャンクションは果てしなく幻想を抱くような現実から目を逸らしている状態。他者に対して過剰なまでに寛容です。この状態を受けて、12ハウスはスパイやテロ活動を表しているのではないかと推察しました。土星が在室していますので、これまでの対策に見直しが迫られている状況と読めます。そしてドラゴンヘッドが3ハウス・4ハウスですので、メディアや通信、国防について取り組むべき課題がある事を示唆しています。イベント図とは違い、課題に翻弄されている印象を受けました。
コロナ禍だけではなく、紛争など海外ではあちこちで緊張感が高まっている昨今ですので「日本も他人事ではなくなってきた」という事なのかもしれません。
◆無駄なもの余計なものを削ぎ落す
解決の鍵となるカイトの頂点は6ハウスの獅子座土星で、12ハウストランジットの水瓶座土星とハーフリターン中です。これは社会的な秩序が大きく見直されている最中である事を表しています。土星は抑制や縮小の方向に力が働きますので、見直しは無駄なものを削ぎ落す形で進められます。サインはどちらも固定宮ですので、変化が目に見えるようになるには少し時間がかかりそうです。
◆最後に
8月は新月図も厳しい印象でしたが、満月図もかなり暗示的なチャートだと感じました。
昨年末に起きたグレートコンジャンクション/ミューテーションは水瓶座で発生しており、日本始原図のASCも水瓶座という事を考えると、日本にとっては特に大きな転換期を迎えたタイミングだったのかもしれません。
1日も早く平穏な日々が訪れることを願ってやみません。

