少し前になりますが年末年始のお休み中に、

同じ会社の若い子とお茶する機会がありました。

 

私が勤めている会社は、7割くらいの人が

リモートで働く環境です。

 

普段はオンライン会議で顔を合わせているけど、

別の地方に住んでいて

ほとんど会ったことがない20代男子。

 

 

親子くらい歳が離れていますが、

落ち着きがあってもの静かな優しい性格の彼と話していると癒しをもらえて、

会議の後によく雑談をしています。

 

娘の事後、しばらく私が休んだのを気にしてくれてた心遣いがありがたくて、

ふだんは仕事中は完全に蓋をしているのに、

優しく声をかけられた時に、思わず涙ぐみながら娘のことを打ち明けてしまったという事がありました。

 

 

そんなこともあってか、多少心配をしてくれているようで

顔を合わせる機会を作ってくれた気がします。

 

 

お茶しながらたわいもない話をした後、

彼が自分の生い立ちを語ってくれました。

 

小学校の頃、突然学校に行きたくなくなり、

不登校になった。

中学校も完全に不登校、高校は通信制で

ほぼ家で引きこもる生活をしていた。

 

その後一念発起して専門学校に通ったけど、

途中で行けなくなり退学してまた引きこもる生活に。

 

重度の精神疾患を患っているお姉さんがいて

異常な行動をする様子を見るのが辛かったこと、

両親は現在までずっとそのサポートに追われている生活で

それを小さい頃からずっと見てきたそうです。

 

 

色々な辛いことを経験しているからこそ

人を傷つけない優しい言動ができる子になったのだなと

思うと同時に、

何度つまずいても生きることをやめずに

今日まで命を繋いできたことに羨ましさも感じずにはいられませんでした。

 

 

娘は、学校は好きじゃないと言っていました。

学校は楽しい場所じゃない、でも勉強をするために行くんだと言ったことがありました。

 

私は、学校休んでもいいんだよ。と話したこともありますが、娘は、大丈夫。と言って一度も休むことなく通っていました。

 

今思うと、学校を休むと自分が何かに負けるみたいで許せなかったのかな、と思います。

 

 

また、彼は、自分のお母さんについても、

「いつでも優しく支えてくれて、大好きなお母さんです」と語ってくれました。

どんな時でも優しくて、料理が美味しくて最高のお母さんだと...

 

それを聞いて、思わず胸が詰まるような思いに。

 

 

サポートの必要な娘さんを対応しながら

ずっと引きこもる息子を責めることもなく

優しく見守ってきた彼のお母さんは、

本当に素晴らしい人なのだと思います。

 

比べても仕方のないことだけど、

このお母さんのもとに娘が産まれていたなら

今も命が繋がっていたのかもしれないのかな、とか

このお母さんにあって自分にはなかったものはなんだろう、とか

考えはじめたら、かなり落ち込みました。

 

 

あなたたち親子がほんと羨ましいなあ。

 

 

結果的には打ちのめされてしまいましたが...

彼は悪くない。

 

こんなおばさんを心配してくれた気持ちに感謝します。