この車椅子は5年ほど前に買い換えた新しい方の車椅子・・・・
父は、車椅子を居室用と外出用の2台持っていて、どちらもかれこれ17年以上も使用し続けているだろうか。 居室用は日々使用ということで経年使用により見苦しいくらいのものとなってしまっている。
この居室用の車椅子については5年ほど前に買い換えているのだが、今まで使用していた車椅子の乗り心地が軽くて小回りが利いて乗りやすいということで、新たに購入した車椅子は和室の片隅に片付けられている。
さてそのぼろくさくて使わせ続けているのが娘として恥ずかしい居室用の車椅子について打ち明けさせていただきたい。事が起こったのは先週の土曜日、この車椅子のタイヤがパンクしたらしいのだ。 パンクしたということで、自身でやっとの思いで車椅子をマイカーに積んで自転車屋店に持って行きパンクを直してもらい、持ち帰りいつものように使用していたようだ。
しかし次の日の日曜日に再びパンクしてしまったらしいのだ。さすがに日曜日ということで自転車店は開いていないということで、月曜日の朝、再び自身で車椅子をマイカーに運んで乗せて直してもらいに出かけたらしい。この件について私が知ったのは月曜日の午後、父のところに行った時に本人からではなく、いつも二人のマッサージをしてくれているMさんに父がうち明けたのをMさんから聞いたのだ(怒)
実は、昨年の11月にも車椅子を新しいものにしようと促したのだが、私が車椅子のカタログにお勧めのものに付箋までつけて声がけしたのだが、全くカタログを手にすることもしない見ようともしない父にいらだって帰ってきてしまったことがあったのだ。それ以降は、車椅子については様子見状態だったのだ。
外出用のマイカーのトランクに積んでいる車椅子
さあ、車椅子変更のグッドチャンスだ。
要支援2で松葉杖で移動するのもやっと、体重計に乗って数秒も静止できない身体機能でもあり、何度も何度も義歯の保管の仕方、水分の摂り方、室内の至適温度や湿度について説明しても、次の機会には初めて聞くように「そうだったか」と反応し、認知機能もかなり低下している身であるのだ。
そんな身にもかかわらず、車椅子をマイカーに乗せ、自身で運転して出かける。それも3日の間に2度も繰り返さなければならない過酷な体験をしたのだ。
私に連絡しても、私自身もおぼつかない身体状況ということで父なりに気をつかってくれているのだろう。市内に住んでいる弟は、仕事に就いていることもあり臨機応変に対応できないだろうと考え、弟にも連絡せずに自身でやってしまうのだ。
健常者であれば何の心配もせず「よく頑張っているね」と褒めたいところだが、身体機能のみならず認知機能も低下している状態で自身で運転して出かけてしまうのである。 何度も何度もタクシーで出かけるよう勧めてみているが、「大丈夫だ」と言い私の勧めに応じることはないのだ。
だから、今回こそは父は要支援2であり介護保険制度では原則要支援2では車椅子のレンタルは受けられないが、受けられるよう担当ケアマネジャーに手続きを踏んでいただき、車椅子のレンタルを受けられるよう動き始めている。
レンタルを受けることによりレンタルを受けた車椅子に支障があったりした時には、福祉用具貸与事業所の担当者に連絡することにより、担当者が被貸与者宅に訪問してくれ、不具合などを見てくれ対応してくれるのだから。 これで本人は大変な思いをして車椅子を運んで直しに出かけなくても良いし、別宅の私も不安やストレスが軽減できるというもの。
もう、もう少し私の言うことを聞いてよ~
私が編んだ籐かごのネットショップです
⇨ 北海道 十勝かご yoco のぞいてみてくださいね。