五月十一日

SAINTS DE GLACE を過ぎる前に定植したズッキーニの株が寒さに当たり、葉が黄色く変色してしまった。数日中に茶色になって落ちるだろうから、ハサミで切り落とした。現在まで、二株定植したが生長は遅いように感じたのでポットに五つほど播種し、苗を準備している。定植後の活着がうまくいかない苗があった。

 

六月十八日

ついに一つ目の雌花が咲いた、すでに咲いていた雄花と花合わせをした。

 

六月二十五日

雌花が咲いていたが、花合わせする雄花がない。同じウリ科なら花合わせできるかもしれないと思い、かぼちゃの雄花を合わせてみた。ここで結果を明かすと、しばらく生長を続けたが、途中で生長を止めて、腐って落ちた。やはり同じ種でないと実ができないのだろう。同じズッキーニの仲間なら品種が異なっても可能だと思うが、かぼちゃは仲間とは言えないのだろう。

 

七月五日

ズッキーニの収穫が始まった。

 

七月十九日

ズッキーニの株は五株あり、収穫は毎日一個から三個ある。食べきれないので、知人に差し上げる日が多い。別の知人から肥大化して食べきれないズッキーニをいただくので、消費が追いつかない。最近、ズッキーニの脇芽や葉が伸びて、隣の低い位置に実をつけたトマトに日陰を作っている。脇芽を切っていいのかどうか判らないが、トマト優先で切り落とした。

 

七月二十七日

実を収穫したときに親蔓を傷つけてしまったようで、傷がついて傷んでいる株があった。収穫に消費が追いついていなかったので、その株は根本付近から切り戻した。根はまだ残っているので、生長するかもしれないし、雄花が咲けば、天ぷらにできるかもしれない。

 

ある動画サイトの、大量のズッキーニを収穫する方法と名を打っている投稿があり、そのサムネイルは、バナナのように同じ高さからズッキーニが生えている写真だった。ありえない。ズッキーニは螺旋階段のように一本ずつ生えるのだ。下は証拠の写真だ。