劇団四季のクラウドファンディング。 | 猫はミュージカルの夢を見るか

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猫と劇団四季が大好きなオバサンの、猫との日々と観劇日記。
愛猫は2022.2.8にお空に還ってしまいました。
観劇日記はサボリ気味です…。
2023年春から、バラを育て始めました。

すでにたくさんの四季ファンの方々が記事にしてらっしゃいますが、今更ながら私も。

劇団四季が劇団存続のためのクラウドファンディングを始めました。

四季は、浅利慶太先生が積み上げた経営方法があるから、企業としてそれなりに体力がある劇団だと思っていました。
でも、やっぱりコロナ禍は恐ろしかった。
6月までで年間総公演の3分の1にあたる約1000公演が中止になったそうです。
それに、緊急事態宣言が解除されて劇場を再開するにしても、感染症対策を取らなければならず、以前のように客席をいっぱいにしての公演はしばらく無理なのです。だから損失分の補填も大変難しい。
かつてない劇団存続の危機が訪れているのです。
そんなに大変だったのか!と、私も母もショックを受けました。

3月下旬頃から続々と公演が中止になる中、私たちも四季のために何かできないかと考えるようになりました。
寄附も考えましたが、たいした金額を寄附できるわけもなく、四季に手間をかけるだけで焼け石に水かなと思いました。
四季は6/8から文化庁のチケット料金「寄附」制度の利用を開始しました。これは、チケットを払い戻さずに寄附したい、と申し出るお客さんが多かったからだそうですが、税額控除の対象になるため、寄附する側も四季側も手続きがちょっと面倒なようです。
それだったら、公演が再開されたらたくさんチケットを買って貢献しよう、と考えましたが…そんな悠長なことを言ってる場合ではなくなっていたのですねガーン
僅かではありますが、私もクラウドファンディングを応援しました。この方法ならお金を出す私もお金を受ける四季も手間はあまりかからないはず。
ちょうど、特別定額給付金が我が家にも入って来まして、世帯主である母が私の分を銀行口座から下ろして手渡してくれたところでした。
給付金の全額を使うことも考えました。給付金と同額のコースもあったからね。でも、今年度の住民税の通知も来ていたので(去年の倍くらいの税額になってたガーン なんで?)、税金の一部をまず払って、残りをクラウドファンディングにあてました。コンビニ払いを選択して、すぐに近所のローソンで支払いました。銀行振り込みは手数料がかかるけど、コンビニ払いは手数料なし。入金確認も早かったです。
『ライオンキング』を二人でS席(会員料金)で1回観られるくらいの金額のギフトコードがリターンされるコースを選びました。
あとでまだ余裕があったら、2作品分のThanksセットがもらえるコースに追加で申し込もうと思っています。返金されたチケット代もそこそこあるし、これから返金されるチケット代もまあまああるしね。四季以外の演目の返金もあるし。
母は、私が申し込んだコースのひとつ上のコースに申し込んで、1万円上乗せしました。年金も入って来たからね、ですって。

昨日の夕方、私が初めてプロジェクトページを見た時は1千万円を超えたばかりでしたが、もう5千9百万円を超えたのですね(6/18 17:45現在)。
Twitterでは、福井昌一さんや吉原光夫さん、谷口あかりさん、酒井良太さん、大口朋子さん、馬場美根子さん、沼尾みゆきさんなど元四季さんたちが四季のクラウドファンディング開始のツィートをリツィートしてくださっているのを見かけました。四季所属ではありませんが、四季の舞台に参加したことのある仙名立宗さんや大嶺巧さん、山田元さん、石毛美帆さん、大山五十和さんなどもリツィートしてくださっています。

たくさんの人の愛が四季を生かそうとしている。

なんだか胸が熱くなりました。

私は小学5年の時に学校行事で日生劇場に『人間になりたがった猫』を観に行きました。ライオネルは市村正親さんでした。それが劇団四季との初めての出会いでした。
それからずーっと、四季の舞台に生きる力をもらって来ました。四季ファン歴はもう人生の4分の3くらいの長さになりました。
劇場に通うようになったのは高校を卒業して自分でお金を稼ぐようになってからですが、観劇回数が通算で3桁になっている演目もいくつかあります。
品川の『キャッツ』からは母も四季にハマってくれて、母娘の大切な共通の趣味になっています。
私も母も、四季の舞台を観るために働いています。劇場に行くためにいつまでも元気でいようと思ってます。
四季がなくなったら、私たちも生きてはいられません。

四季の皆さん、どうか踏ん張ってください!!
そしてまた、私たちに生きる喜びを与えてください!!
微力ながら、自分にできることで応援し続けます。

人生は素晴らしい。
生きるに値する。

この危機を乗り越えた時、きっとあらためてそう思えることでしょう。
その日は必ず来ます。