My first pilgrimage to Santiago【el fin del oest】 | へんろ歌手の日々の歩みと音楽

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3連休の東京はあちこちでお祭りの季節です。

東京での久しぶりの奉納歌の話はのちほど。^^

 

まずは素晴らしかった巡礼の続き話をお届けしたいの。

 

This was my first pilgrimage to Santiago.

これは私の生まれて初めてのサンティアゴ巡礼の物語である。

 

I feel that I was led by God to walk from Compostela to Muxia and then to Finisterra.

 

I would like to thank everyone who made it possible for me to walk the pilgrimage from as far away as Japan to Santiago and to come here.

 

日本の女の子と同じ構図も写真撮らせてもらいました。

うん、これもいいよね。
サンティアゴの巡礼グループサイトにはいろんなぽーすの写真を世界中の人がしてて面白い。なかにはこの石柱にぐにゃりともたれる人もいて、わらった。
 
わかる、、、それくらい長い道でしたもんね、と思う。
 

前回のお話はこちらです

 

 

Finisterraでの続きから、

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カフェで話し込んでいたら奇跡です!晴れたんですよ♥

 

最高の景色を楽しんで、またMuxiaにもどるために歩きます。

 

ありがとう、巡礼像。最高に絵になる姿よ

 

大満足で降りてきました。

早起きで、2つの風景を楽しめましたからね。

 

 

雲海の霧のフィニステーラと、快晴のフィニステーラ。

 

11時のバスは、アルベルゲから出てきた人もたくさんいてMuxiaで降りる人、

 

そのままコンポステーラまで戻る人、混んでいました。

 

幸い、私は、Muxiaで降りることもあり、すんなり乗れました。

 

この移動の車内では、納め札の話をしたり、四国遍路の納め札を差し上げたり、

 

遍路の笠をさわってみてもらったり、バスに並んでいるときからみんなわきあいあい。

 

こういうのが楽しいし、遍路文化を伝える時間だとおもいました^^

 

Muxiaのバス停では、コンポステーラであったときの巡礼仲間たちが、これからバスでフィニステーラに向かうところでした。彼らは海辺でゆっくりと5日間ほど過ごすのだとか。

 

海外勢の時間の使い方が優雅でうらやましい。

 

私は、ちまちませかせかスケジュールを決めちゃうのよねえ、と思ったり。

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まあ、それも、存分に楽しみたい性分ってことでしょうか。

 

ケビンさんにMuxiaの巡礼事務所に連れて行ってもらいました。

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ツーリストオフィスっていっていたかな。

 

係のお兄さんにケビンさんが説明してくださり、Muxiaの証明書をいただくことができました。ここに来た証ができてとてもうれしいです。

 

そして、ついに、西の果てのゼロポイントにご案内いただくことに。

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フィニステーラとムシアの両方に足を運べる自分を、なんて恵まれているのかと思わずにはいられませんでした。

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この時間をつくるために、私は5日間でサリアからコンポステーラまでをどうしても完歩しなければと考えていたのです。そしてそれを実行できた、うれしいです。

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ケビンさんに写真をとっていただきました。

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そして、ケビンさんのリクエストにお応えして歌を歌いました。

 

 

アカペラで大丈夫だったかしら💦

 

その後、ミカさんとも合流して、教会の中へ

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美しいひとつひとつと歴史を感じ、ここまで来れたことにまた胸がいっぱい。

 

私にとってはサグラダファミリア以上に、ここに自分の足で立っていることが価値があるんです。

 

 

ヤコブさんってひとがわりと人情家だったって話とか。

 

どんな人だったんだろう、どうしてたくさんの人が巡礼道を歩くのだろう。

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どんなリスペクトがあるのだろう、と、知りたい気持ちで始まったサンティアゴ巡礼。

 

2021年に1枚のポスターをみて、いつか、と思っていた。

 

コロナ禍真っただ中に、捨てずに持っていたポスターの道を歩いて私は今ここにいる。

 

諦めなければかなうのである。

 

2020年から突然の芸能の仕事がコロナの影響で出来ないなかで、

 

日本橋でアテンダントとして、台本を覚えてアナウンスしながら

 

まちを案内していた日々に。

 

ノートに書いていた、いつか目標

①海外の巡礼に行くこと

②大きな芝居小屋で歌を歌う事

③四国巡礼を完成させること

④大学に行くこと

⑤TOEICの点数をあげること

⑥子供を授かりたい、子育てをしたい(これ、今となってはかなりむずかしいけど)

 

この先もまだあるのですが、それはまたいつか書きます(ずいぶん書いていたものですね)

 

①から④は、ホントにえいっ!と踏み出して叶えました。⑤はまだ猛勉強が必要です。

 

⑥はもはや素晴らしい医師に出会うことから神様次第ですが、自力で出来ることは叶えました。

 

神様、私、突き進んでいます。すべてに感謝して猪突猛進です。

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写真は、教会の2階からの景色です。

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正面の裏側から教会内を観ることができるだそうです。

 

ここで、Muxiaのスタンプもクレデンシャルに押してもらいました。

 

すべてのスタンプがコンプリートされました。

 

マリア様、ありがとう。

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私は、弘法大師の「自力本願」という言葉が好きです。

 

そこから、道のサンティアゴ巡礼のリスペクトする世界はどんな世界なのかと、知りたくて歩いてキマシタ。

 

あたらしい扉が開きました。

 

巡礼の仲間に教えてもらいました、感謝の気持ちを祈るスタイル。

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形からでも見様見真似でも、ありがとう、ここに導いてくれた神様、ってことを全身で伝えたいの。

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涙が出そうなくらい、うれしかったんですよ。

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ここまで来ることができたこと。

 

ステンドグラスに、この場所の意味が描かれています。

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教会の中には、船の航海の安全を祈るものもあり。

 

ふと、青森の善知鳥神社みたいだとおもったり。

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何か、青森のパラレルワールドっぽさがあるんですよ、Muxia

 

海辺を進むと、西の果ての象徴があります。

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もとはタンカーの事故で作られたモニュメントなのだとか。

 

はい!ついに西の果てのゼロポイント前です!

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フィニステーラと両方制覇ですね!!うひょい!

 

ミカさんたちは、先にもどっているから丘の上をみてきたら~と、言うことで歩いてみました。ここ、歩いてよかったと思いました。

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たんたんと、のぼっていくとまちが一望できるんですよ。

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海が見えて、さっきまでの教会が、その反対には、まちがみえて、泊まらせていただいたミカさんのお家が見える。

 

ちょうど私の遍路笠の後ろがミカさんち。

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海~!!

友人に私を励ましてくれたあのゴスペルを送ったり。

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海風にふかれて歌いながら涙が出てくる。

 

自分の中のもうひとりのだれかが喜んでいるような。

 

自分ではない感情が時々流れ込んでくる、不思議な経験です。

 

ね?いい景色でしょう。

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ひとりで、じっくり見て幸せな時間。

 

それがわかってて、ひとり時間をくれたのかなあ、ミカさんたち。

 

 

しばらく胸いっぱいで眺めていました。

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景色が最高のご褒美ですね。

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その場に行けたからこそ見れた景色。

 

心地よく晴れたタイミングに行けたからこその景色。

 

全ての運にめぐまれていたのです。

 

神様はいるんだ、弘法大師も神様もきっとつながっているんだ。

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やっぱりそうなんだ、とあらゆる奇跡に出会うたびに思います。

 

そして、坂の上にあるミカさん家にもどったのでした。

 

おまけ

 

地図で見るとこんな景色です。

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朝の方の景色は地図で見るとこんな感じ。

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両方のはじっこを楽しめたんだと、この地図を思わずスクショしたんですよ。

 

にひひひ。

 

楽しい時間はあっという間、居心地よすぎて、もう何日かすごしたい場所でした。

 

帰りの飛行機が決まっていることが悔しいです。

 

楽しい巡礼日記も帰りの珍道中へ続きます。

 

この日、朝5時起床の私は、結局深夜2時までこのあと放浪するハプニングがまっています。疲れとは人の判断力を奪うのです。

 

続く…