歩き遍路番外編「藤田賀子の小豆島歩き遍路」その12恵門の滝へ | へんろ歌手の日々の歩みと音楽

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前回の3日目お寺のうどんはこちらです。

記事のUPおくれました(^^;)

 

最終日にしてようやくの青空なんです。

きもちがいい!

小豆島の観音寺さんで

おうどんのお接待を受けて次は

山の道なんです。

ゆえにここでのお接待のひとときが

すごくつながれたなあ~と、のちに心身感じました

いざ山へ。

ちょっと風が冷たい晴れの日。

ときおりバスもとおります。

たとえば通してひとりあるきですと

前回地点までバスで動いて、というのもありかなと。

(宿の送迎がある場合はそちらをご利用がベスト)

 

途中には、醤油屋さんのお店や蔵など

あったりします。

陽の光浴びて歩く幸せをしるのも

雨の日があったからこそですね。

海を見て歩きます。

おとといは向こうが香川でしたが、

ここまですすむと向こうは岡山、

さらにこのさきにいくと

彼方に兵庫方面になるわけで

島なんだということを

実感いたします。

海沿いをあるいてそんな話をして

彼方を眺めていました。

しばらくするとこのあたりは宿があります。

とおしで、進みながら宿をとる場合は

このあたりがよいよ~とのこと。

たくさん宿があるというわけでもないので

団体さんとかぶらないかなど

確認しつつ宿の予約はお早めに。

で、このあたりからまがると

いよいよ山に向かう方向です。

うわさの豆坂にちかづいてゆくー。

※豆ができるようなみちのりであるということ。

階段を上りむかっていくとき、

なんだか四国の鶴林寺さんにむかうときのこと

ふっとおもいだしました。

 

朝からしんどい傾斜です。

あっというまに汗かきます。

つくづく、うどん食べておいてよかった

(小食の方めぐんでくれてさらに幸せでした)

 

でましたー!山へのおなじみ。

イノシシなど獣がいるところは網の門があります。

そして、獣よけの網が横にありますから

昼は電気が入っていることはほぼないですが

気をつけてさわらないようにしましょう。

皆さん健脚でペースは安定。

カメラ設置と撮影しながら往復で歩く私は

すこし後方からひーひーついていっています。

最近、東京で愛宕山の階段を

やいのやいののぼっているからか

自分の身体がのぼりに耐性が

ついてきたことに気づきました。

いざいざ、恵門の滝

どんなところなのか

勾配のある1330メートルは

なかなか数が減るようで減らない。

柔らかメンタルでぐいぐい歩くのがコツ。

数字の減りを意識しすぎると

減らないとつかれるので楽しんで歩こう。

って矢先に、

数字が増えとるやん!!っていうね。

こういうこと遍路あるあるです。。。

 

しばらくのぼって小休止

あ、目があかない。。。

おりてきた京都のお遍路さんと話す。

ちょうどここでひとくぎりなんだとか。

はじめていらした小豆島だそうです。

ブドウ糖をおすそわけして

みんなで休憩。

 

ときどき汗が冷えない程度に

休憩をとるのもだいじだったりします。

 

さ、まだまだ続きがあります。

まだ980メートルあります。

ちょっとアスファルトにでて、またすぐ

山道になります。

傾斜と岩や石のごろごろ感が

慎重にすすまないと足を痛めそう。

ひょいひょいっと進みつつも

杖のつくところなど

ちゃんと確かめています。

急こう配をすすむと手すりがあるところも

でてきました。

滑り止めの軍手がこのあと

あらゆるところで役に立ちました。

山のつつじがきれいだ

なんておもいながら皆さんのついてゆきました。

丁石にホッとしたりして。

 

寂れた小屋のまえをとおり

すすんでゆきます。

ひたすら岩の道です。

靴の紐対策忘れずに。

小豆島の先達の皆さんは

ほんとに安定ペースですすみます。

早すぎず遅すぎず

これがきっとつかれなかった理由なんだと

同行して思いました。

なぜかゆっくりすぎても疲れるんですよね。

山の道のりって。

杖を遠くにつきすぎない、

などコツを教えていただき

自分もどんどん順調にすすめるように

なりました。

 

気がつけばゴールまでのこり

600メートルです。

 

まさかそのさきに

もっともっとドッひゃーが

まっているとは

このときは夢にもおもっていない。

 

つづく!