台東にて味わいある景色を | TENDER UNOFFICIAL BLOG -NEO-

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北海道の鉄道シーンを中心としたブログです。

海外テツの写真を見ていたら、まだご紹介していない写真がありました。
まずは…台湾の東海岸に位置する台東駅で出発を待つ旧客列車の光景です。
ひと昔前の国鉄の地方幹線ホームのような佇まいです。
今の日本だと、大井川鉄道くらいでしか見られないでしょうか。

サボ受けの「往枋寮(枋寮行)」のかすれた文字が、何とも言えない旅情を誘います。
 
客車もオンボロ、この時の客車は日車製でしたが、もう蓄電池がおかしくなっていたんでしょうね。
走っている時にしか室内灯が点いていません。
終点の枋寮に着いたときは、車内が真っ暗になりました。
キハ40と同じような窓の桟、何度開け閉めしたんでしょうか。
 
台東駅で最新鋭の電車特急「太魯閣(タロコ)」を牽く電気式ディーゼル機関車。
上の旧客列車は、数年後に完成する台湾一周路線の電化によって活躍の場を追われ、その時はこの電車特急が颯爽と走るんでしょうね。
 
・・・そういえば、最近日本のメーカーが台湾国鉄の特急車両を大量受注したとか。
快適にはなるのでしょうが、騒々しいディーゼル機関車も、窓を開けて味わう東シナ海の光景も過去のものになる日は近そうです。
 
その前に…もう一度台湾行きたいです…。